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2006/03/31

ステーキ300g分の精神力を消耗

肉、喰った。

普段自宅で肉を焼くことはほとんどないんだが、昨夜は外食するのも面倒になってしまって、近所のスーパーでステーキ用サーロイン300g(オーストラリア産だけどサ)を買ってきて、自分でジュゥジュゥ焼いた。

ぺろりッと食べた。

しかし、オージービーフってやっぱり脂身にちょっと臭みが残るなぁ。
その臭みで、今朝はやや胸焼け気味・・・。

さて、肉も喰ってスタミナつけたことだし、3日間ほど無視し続けてたゴミ屋敷からの電話に、そろそろ出てやることにした。

せっかく書いた記事をUPできないことが続いていたので、その間にあった電話内容について記録できなかったが(って言ってもほとんど内容に進展はナシ)、私に言いくるめられる形で、再び福祉協議会に行ってみたところ相手にもされなかった、という出来事があった。

「相談に乗ってもらえる相手がいるんだから、わからないことや不安なこと、今の気持ち、とにかく何でも相談してみよ」と言った私の言葉を受けて、再度福祉協議会へ行った叔父。何をどう話したのかは不明だが、担当者がなぜか私の悪口を言ったとのこと。

その、甥御さんの奥さんという人は、妻のくせになぜ自分のご主人に「叔父さんに送金してやって」と説得できないのだろうか?
それに、会ったこともない福祉協議会の担当者に、なぜ何でも相談してみろとか言えるのか?
電話だから、好き勝手に言っているだけじゃないのか?
信用ならんヤツだ!

・・と言われたらしい。

「ここふじさんのこと、信用するなって言われたんだよね。なんでかな~?」

「知りませんよ。離れた場所から好き勝手なことを言っているってのは、当たってるかもね。だって、何かしてあげたくても叔父サマは家に入れてくれないんだもん。だから、こうして電話で話すことしか出来ないじゃないですか。それに、福祉協議会の人と会ったこともないものも事実だし。ただ、叔父サマにとって今唯一の相談相手だと思ったから、その担当者に何でも相談してみたら?って言っただけですよ。こっちだって、その人にそんなこと言われる筋合いじゃないッスよ。相談に乗るのはその人たちの仕事でしょーが」

「いや・・・だから、夫婦なのに、なぜダンナさんを説得できないのか不思議だって言うんだよ」

「ぬは~ぁ?こっちの夫婦関係にまで口出されたくないッスね。それこそ余計なお世話ですから~」

福祉協議会の担当者は、最初から不快そうな顔をして現れ、話の途中で席を立ってしまったらしい(気持ちは痛いほどわかる)。
とにかく、叔父がリバース・モゲージを選択しない限り、もうココには何の用はないってことだ。

それならば、地域の民生委員のところに行ってみたらどうか?と提案。

もともと民生委員に良い印象を持っていない叔父だが、以前接触したのは10年以上前のはずだから、すでに交代しているだろうし、市役所の職員も民生委員に会ってみることを薦め連絡先を教えてくれたとのこと。

「どんなふうに相談したら良いのかわからない」と言うので、とにかく現状を包み隠さず説明し、将来の希望などについて正直に話してみよ、と指南。
いつも「今の窮地を乗り越えることさえ出来れば、その後は自立して活気あふれる生活ができ、高収入を得る自信もある」と豪語してるんだから、そういう意欲も見せて、ダメダメ人間じゃないところを精一杯アピールせよ、と言ってみた。

正直言って、民生委員に相談したところで解決策が見つかるとは思えない。
でも、とりあえず民生委員に地域の「困ったちゃん住人」の存在と、その人の現状を把握してもらうことはできる。
ま、それでなくても苦労が多いであろう民生委員さんの悩みを増やすことにはなるけどね。

で、昨夜の留守伝に「民生委員のところに行ってみたので・・・」とメッセージが入っていたので、そのご褒美として電話してやることに。

「どうでしたか?」

「なんだかね~。民生委員も福祉協議会の人と同じこと言ってたよ。ここふじさんが旦那さんを説得すれば良いのにって。なんで奥さんなのにダンナさんを説得できないのかって不思議がってた」

「はは~ン?そうですか。つまり、とにかく○○(ダンナ)からお金を借りたいっていう話をしたわけですね?。あのね~叔父サマ。それにばっかりこだわっていたら、話は何も前に進みませんよ。とにかくウチから金は送れないって言ってるんだから。相談すべきは、期待してた所から金が入らなくなったから、次にどうしたら良いか?ってことでしょ」

「・・・・・」

ダンナナはもう金の話には一切応じないし私もこれ以上は説得できないと言い続ける私に、叔父は、
「夫婦ってものは絆が深く、常に心をひとつにして、主人に追従するものじゃないのか?」と言う。

私、ガハガハと笑ってしまった。
叔父の言葉の意図は「だからもう少し根気よく説得してほしい」ということを含んでいるんだが・・・。

「ああ、そうですね~。じゃあ、ウチは絆が深いのでダンナには逆らえません、もう金は送れないと宅のダンナが申しておりますから、もうこれっきり電話しないでください!って言いましょうか?え~?」

叔父、一瞬黙る。

「・・・ボクはそんなに嫌われてるんだね。ウソばっかり言って金をたかるヤツだと思われたんだね」

ご名答!!

「ああ、そうですよ!だから○○(ダンナ)にばっかり拘り続けて、彼から金を借りたいって言い続けてると、彼はあちこちで叔父サマのこと悪く言いふらして、ますます叔父サマが不利になりますよ。もう何百万も貸しているのに一銭も返してくれないどころか、また金を貸せって言ってくるんだって、叔父サマのことを悪人みたいにみんなに言いふらされますよ。イイんですか?」

福祉協議会でも、ダンナから直接この話を聞いて以降、叔父への対応が変わっている。
叔父は他人にその話はしてほしくなかったらしいんだが、事実だから仕方ない。
ウチとしては、金を送るということ以外の解決策を模索しているワケだから、我が家の窮状を知ってもらうためにも、すでに多額のお金を送金している事実は説明せざるを得ないのだ。

民生委員に上手く説明できなかったと言う叔父に
「私がかわりに説明してあげましょうか?」と言ってみた。
これはイヤミでなく、叔父が恥ずかしがって隠したがる事実をすべて説明し、リバース・モゲージ以外の方策があるかどうかを聞いてみたい。
実現性はともかくとして、世間にはどんな制度や方策があるのか、私としても知っておきたい。

「そんなこと言って・・・ここふじさんも民生委員を動かして、ボクがリバース・モゲージをするように働きかけるつもりじゃないの?」

ちょっと、当たっている。

「いろいろな人からいろいろな話を聞いて、もし本当にそれしか方策がないと判断すれば、私もリバース・モゲージをお薦めますよ。でも今は叔父サマはそれがイヤで、他の方法を見つけたいと努力してるんでしょ?だからこうして一緒に考えてあげてるんじゃないですか?」

「でも、ここふじさんが話したら、またボクの印象が悪くなるんじゃないのかなぁ」

「だからぁ、叔父サマの印象が悪くならないように、ちゃんと援護してあげますよ。叔父サマの気持ちとか希望とかもちゃんと話してあげます。叔父サマをおとしいれるのが目的なんじゃなく、救うのが目的なんだから」

ホントは、奈落の底におとしいれて二度と浮き上がってこないようにしたいところなんだが・・・。

「だから、その民生委員の連絡先を教えてください。連絡するのはもう少しタイミングを見るとしても、とりあえず連絡先だけは知っておきたいので」

「・・・えっと、今は手元にメモがない」

「じゃあ、名前だけでも」

「ん・・っと、何だったかな?ニシなんとかさんだったと思うけどぉ」

「じゃ、メモが出てきたら教えて下さいね」

こういう会話の間にも、合いの手のように「○○(ダンナ)君の気持ちさえ変わってくれたら」とか「なんでボクにそんな不信感を持ってしまったのかなぁ」とかいう言葉が何度も挟み込まれているんだが、書くのが面倒なので省略。

念のため、リバース・モゲージなら住み慣れた家を失わずに済むこと、融資が始まるまでの半年程度なら少し送金してあげても良いとダンナが言っていることを再び説明した。

叔父は、ちまちまと少額の融資を受けるよりは、いっそのこと家を売却していっぺんに多額の金を手に入れるほうが得だと言う。
しかし、売るためには少しでも高値がつくように家を片付けなくちゃいけなくて、つまりそのためにメガネを買ったりサプリメントを買ったりしたいのだと言うことだが。

「とにかく、金の話しかしないんだったら、本当にもう私が言うことはなくなりますよ。もう二度と電話もしませんよ!」
ときつく言ったら
「いや・・・金のことだけじゃなく、普通のおしゃべりもしたいんだ」
とのこと。
本当に心細いらしい。

それから、ダンナが去年送った借用書に「今後は二度と送金しない」という内容の手紙を同封したのだが、「そんなものは受け取っていない」と言い張っていやがる。

それは去年の8月に叔父と確認し合って同意した内容を文書にしたもので、こちらにはコピーも残っている。
こんなことは充分に予測されていたことなので、内容証明付き郵便で送れば良かったんだが、ダンナは「そこまでしなくても良いだろう」と言って、普通郵便で送ったのだった。
ケッ、甘いな。
頭に来たので、もう一度、こんどはちゃんと内容証明付きで送りつけてやろうかと思う。

それと、何度電話しても私が出ないので、電話機が故障しているのかと思って、先日新しい電話機を買ったとのこと。
「いちばん安いのを買うつもりだったのに、店の人に薦められて、最新の機種を買ってしまった」
またしてもクレジットカードを使用。

コイツ、まだカードを所持していやがる。
処分するとか言ってたくせに。

ま、どんどん浪費して、返済できずに首が回らなくなってくれたほうが追いつめやすい。
どうやら今までは、ナンダカンダと言いながら月々の返済は何とか切り抜けていたらしい。
つまり、実際はそれほど貧窮していないってことだ。

さあ、買え~。
どんどん買え~。

ところで、リバース・モゲージについて調べてみたところ、保証人が必要だということが判明し、それを知ったダンナ。
「あんな人の保証人になんかなってしまったら絶対にヤバイ!」と言い始め、今ではリバース・モゲージに対して消極的になってしまっている。

なんとか保証人がいなくても済む方法がないものか・・・。
不動産を行政や福祉団体に最初から寄付するという形にして、寄付された団体がそのお礼として月々お金を送るという形式もあるらしいので、その辺も調べてみるつもり。
・・・って、なんで私が?

追記

今朝、再び電話あり。
私が民生委員の連絡先を教えろとしつこく言ったことに恐れをなしたのか、じつは実際には民生委員のところになど行っていないことを留守伝に告白。
やっぱりな。

罰として、しばらく干す。
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2006/03/26

パニック

いつもコーヒーを飲みながらパソコンに向かっているんだが、ダンナには「そんなことやってたら、いつかパソコンの上にコーヒーこぼすよ」と言われる。
「こぼさないもん!」と、ナンの根拠もないくせに自信たっぷりに言い張る私。
実際、こぼしたことはない。

いや、なかったんだ・・・今までは。

昨夜の真夜中に悪夢は起こった。
・・・・なーんて、もったいつけるような話じゃなく。

はい、こぼしました。

キーボードの上に、入れ立てのカフェオレをまんべんなくぶちまけました。
あはは・・・あはあは・・・

とりあえず大急ぎでパソコンを閉じて、こぼしたものを拭き、見た目の状態は何事もなかったかのように・・・。
それどころか、普段掃除していない場所が拭き清められたことで、事故前以上の美しさ。

ここまでやって、ひとまず、寝てみた。
きっと目が覚めた時には、何事もなかったかのような日常がもどっている。
そうだ、そうに違いない。

しかし・・・朝。

いつものようにパソコンを開き、まずインターネットにつないだところまでは良かった。
メールをチェックし、ニュースなどを見て(ここまではマウスだけの操作)、さてブログでも見るかな?と思ったところ、自分のIDが打ち込めない。押したキーと全く関係ない文字が表示される。
しかもキーを押すたびに、不自然な抵抗感と、バキッバキッという音が。
どうやら、カフェオレのミルクが内部で固まったもよう。
なんだコレ?なんだコレ?なんだコレ~?!と叫びながら、さらにバキバキやっていると、とうとういくつかのキーが引っ込んだまま戻らなくなってしまった。

壊れたことのショックよりも、頭をよぎるのは、私を責めるダンナの顔。
私の失敗が本当に嬉しいらしい。
鬼の首をとったように「あ~!ほらね~いつも言ってるでしょ~」って、むこう15年は言われ続けるに違いない。
・・・ちっ。

しかし幸いなことにダンナは出張中。
今のウチにこっそりキーボードだけ取り替えておいて、あとは何喰わぬ顔ですごしていれば、あんな鈍いヤツにはきっと一生バレないはずだ。
へっへっ・・・。

早速、水分をため込んでじっとり重くなったキーボードをパソコン本体からはずし、とっととYAMADA電気へ。
楽しみの少ない土地なので、日曜の大型電気店は家族連れで激混みだ。
その中を、コーヒーの香りただようキーボードを抱きしめながら彷徨い歩く。

ところで、よく考えたら、私ってばコンピューターの知識がほとんどないんだった。
キーボードをはずして買い換えることが出来るってところまでは知ってたけど、パソコンを「PC」って言われただけでうろたえるくらいのコンピューター音痴。
店員さんにコーヒー臭いの見せて「これと同じの買いたいんですけど」って言ったら、いきなり「USBですか?PS2ですか?」(←これは帰ってきてから説明書見て知った単語、現場では聞き取れなかった)と聞かれ、ちんぷんかんぷんのまま、あてずっぽうで「ツー!」と答えてみる。
奇跡的に、合っていた(^_^;。
「で、OSは何ですか?」
「あ、えっとオーエスですか?あー、ナンだっけかな?・・・っていうか・・・すみません、オーエスってナンですかぁ~?」

こんな感じ。

店に並んでるキーボードならどれでも良いようだったけど、今まで使っていたのと色合いが似ているものでないとバレる。

・・・が、ない。

それに、付属のケーブルをパソコン本体につなぐだけでOKと言われたのだが、ケーブルの先っちょの形状が、なんだかウチのと違うような気がしてきたので、不安になって一度帰宅。

あ、大丈夫。店で見た先っちょと同じ形だ。

再び出陣。
YAMADAは駐車場が狭くて入れづらかったので、今度はBEST電気へ行ってみる。
品揃えはほぼ同じだが、ウチのとちょっと似た色合いのを発見。
しかし、店員が私の持っていたコーヒー臭いのを見て「ああ、キーボードの横からマウスをつなげるタイプのはないんですよ~。マウスは本体から直接つなぐか、ワイヤレスのにするしかないですねぇ」と言う。

それじゃ、ダメなんだよ。

中古パソコンの店にも行ってみた。
今使っているのと同じ機種が、3万円台で売られている。
いっそのことパソコンごと買って、キーボードだけ取り外すか?
・・・って、どうすんだよ、本体。

メーカーから取り寄せる時間はないし、仕方ないのでBEST電気にあったのを買うことに。
980円也。安っ!
こんな値段なら、またコーヒーこぼしてもオッケーじゃん。
マウスは、UBSでつなぐタイプのを、できるだけ今使っているのと似た色・形のを探して買った。

さて、家に帰って、セットしてみる。

あれ?グレーのを買ったはずなのに、箱を開けてみたら真っ黒だ!
これじゃ、バレバレじゃんか~!

・・でも、なんかもう、どうでもよくなってきた。

とにかく、早くパソコンを使えるようにしたい。
さてさて、とりあえずセット、セット。

めんどくさいのをインストールして云々とかいうのじゃなく、とにかくケーブルを差し込めばすぐ使える「最低限の機能」というのを選んだのに・・・あれ~?なんだ?

何も起こらないぞ。

「マウスが接続されていません」というメッセージが出たまま、ウンともスンとも。
もちろんキーボードも機能しない。

しかたないので、必殺技の禁じ手、無理矢理電源を切る。
そして再び入れる。
それでもダメ。
また切る。

・・・というのを繰り返しているうちに、今まで見たこともない、真っ黒な背景になんかいっぱい字が書いてある画面になってしまった。

読みもせず、切る。

やはり、3万円の中古パソコン買ってくるべきだったか?

うううむ。

パソコンで今夜のうちに済ませたい仕事もあるし・・・。

うううむ。

事態は、ますます悪化している気がする。
絶体絶命、万事休す。

うううううううむ。

結局、散々悩んだ末、ダンナの出張先に電話して、不自然なほどの早口で事情説明し、復旧の仕方を教えてもらった。

情けない・・・。

というわけで、新しいキーボードになったら、なんだか感触が違ってミスタイプが増え、こんなブログ記事にもやたらと時間がかかって疲れた。

ひとまず、寝る。

2006/03/25

なぞのみかん



以前記事にした知人のミカン畑へ、久しぶりにミカン狩りに行った。
晩ペイ柚のシーズンは終り、その他の雑柑が実っている。
もう名前も種類も不明。
生産者である知人も、出荷しない種類については「無農薬」&「無関心」栽培とのこと。
喰いたくなったら裏山へ獲りに行く、という暮らし。

しかしね。
この無関心栽培のエリアに、案外旨いのがあるのだ。

写真のは、今回の収穫品のうちで最大のヒット。
最も謎。しかし、最もおいしい。

なんでしょ、これ?

突起したスジがあるのが面白いと思ったんだが、これはたまたま出現したもので、通常はないらしい。
まるで、旧ソ連の田舎町でおばあちゃんに拾われてしばらく同居してたという宇宙人の頭蓋骨みたいだ。

下膨れの形なので、切断すると人間の肺のよう。

皮の香りがよく、中身はジューシーで、房の中の実がきめ細かい。
味はマンダリンに似ていた。酸味と甘みのバランスが良い。

2006/03/23

ちぇっ。

ゴミ屋敷の件で、すっごくイヤなこといっぱい書いたのに、登録できない文字列が含まれてるからって投稿できなかった。

何がイケナかったのでしょうか?


うんち
死ね死ね
あっちょんぶりけ
おらぁ、じじぃ。
とっとと金返せ。
自己破産

無銭乗車
生活保護

2006/03/22

ギャンブラー?

毎月15日頃から無言電話が頻発し、19日頃になってようやく留守録に声が入るようになる。

最初は「あ・・・」で終わっていたのが、日を追うごとに言葉数が多くなり、
「あ・・・ゴミ屋敷叔父(仮名)です・・・・・いないのかな?」
「あ・・・電話ください」
「あ・・・ちょっと話したいんだケド、電話くれないかな。待ってますので」

知らない人が聞けば人非人のように思われるだろうが、このあたりまでは無視して干しておく。
迂闊に電話してしまうと同じ話ばかりで2時間は縛られてしまうので、よほどヒマな時で、精神的にもゆとりがある時でないと電話はできない。

20日過ぎになると、だんだん切実感が増してきて、
「○○(ダンナ)君お願いだ!聞いて欲しいことがたくさんあるんだ!もう一度だけ、もう一度だけでいいから聞いてくれ!どうして電話くれないのかな?どこに出かけてるのかな?このままだと大変なことになるよ!」
・・・ってな感じになってゆく。

この間久しぶりに電話してやってからは、味をしめたのか(?)、
「ここふじさんでも良いから電話くれないかな?」
と言うようになった。

日曜日の朝、ものすごく久しぶりにダンナが電話をしたんだが、結局同じ内容の繰り返しになったので、最後は無理矢理切ってしまったようだった。

ここふじコール3回目の昨夜、仕方なく私が電話した。

「電話くれて嬉しいよ」
と、叔父。

「このままでは、本当に死んでしまうよ」
と言うので
「じゃあ試しに死んでみたらいかがですか?」
と言ってみた。

「餓死寸前の姿で道に倒れてみてください。きっと誰がが何とかしてくれますから。その日の食料くらいは恵んでくれるかもしれませんよ」

そこまでやる勇気があれば、きっと何とかなるに違いない。
お役所の人に届けられて、どこかの収容所に保護してもらえるかもしれないし、その後は生活保護を受けるよう手配してくれるかもしれない。

「○○(ダンナ)に金を借りたいというのが叔父サマの弟一希望だというのはわかりました。でも世の中必ずしも第一希望ばかりが叶うとは限らないんです。第二希望、第三希望も考えておかないと。もしくは、もっともイヤな結果から順番に考えてみるんですよ。たとえば、死ぬのは一番イヤでしょ?じゃあ、死の次にイヤなことは?・・・・・第一希望が叶わないと死ぬ~ってばっかり言ってたら、本当に死んでしまいますよ。第二希望か第三希望くらいの結果でも、やってみると案外良かったなって思えることも多いですよ」

「ここふじさんも、もう少し情のある人だったらな~」
とか言いながら、誰かとおしゃべりできることが嬉しいらしく、なんだかんだと世間話などをする叔父。

ライブドア問題から株式投資の話題になったのだが、叔父はどうやら昔は株トレードで小金を稼いでいたらしい。
「資金さえあれば、○○(ダンナ)君へに借りたお金なんて2.3日でパッと返せるよ」
と、言っていた。

以前ダンナ母から聞いた話では、「叔父さんなんて800万円分くらいの株券持ってるのよ~」ということだった。
その株券が今どうなっているのか誰も知らないんだが、おおかたの予想では今頃は紙切れ同然の価値になってしまったか、もしくはゴミ屋敷に埋もれてしまったというところ。

しかしだ。

現実生活においては常識に欠けるが、時事問題にやたら詳しく敏感な叔父。
家のなかで漫然とテレビだけ見て過ごしているように見えて、じつは密かに株をやっているということは考えられなくもない。

相変わらず、「25万さえ送ってくれれば、必ず立ち直ってすべてがうまく行くのだ」と繰り返す叔父に、さり気なく探りをいれてみる。

「今まで送ってきたお金は、どういうことに使ったんですか?本当にサプリメントを買ったりメガネを買ったりしただけで○百万円も使ってしまったんですか?」

「そうだよ。尿漏れを止める薬(サプリメント)だって月に1万円以上かかるし・・」
「それから?」
「メガネだって、ボクのは高いんだから」
「それで?」
「・・・そりゃ、体のためには栄養のある食べ物を食べないとイケナイと思って、ちょっと贅沢もしたさ」
「ふむふむ。他には?」
「○○(ダンナ)君に少しでも返済できるように、ボクなりに頑張ったりもして・・・」
「ほほぉ。どんなふうに頑張ったんですか?」
「いろいろやりくりして、お金を無くさないように工夫して・・・」
「ふ~ん。どうすればお金が無くならないんですか?」
「いや、それは・・・・キミにはわからないかも知れないけど、いろいろ方法はあるのさ」

・・・・・・・・・怪しい。

この間ダンナとも話したんだが、お金を無心する叔父の様子が、なんだか「ギャンブル依存症」の人の無心の仕方に似ている気がしてきたのだ。

「大丈夫だから。絶対に損はしないから。あと○○円さえあれば絶対に何とかなるんだから。絶対の自信があるんだ。絶対に倍にして返すから。頼む!信じてくれ!」

ギャンブルに依存する人は、なぜか「絶対」という言葉を安易に使いがち。
じつは私もパチンコが好きでたまらなかった時期があったので(^^;、その心理がわからなくもない。

経験を積んで技術を磨いたり、綿密に情報を調べたりしても、絶対に人の力ではどうにも操作できない「運」の領域があるんだが、何かを頑張ることで「運」までをもどうにかできるような気がしてしまうのが、ギャンブルの不思議な魔力。
さらに不思議なのは、「運」に立ち向かって破れたとき、あっさりと「こういうのは運だしな」とか言ってしまえることだ。
闘って燃え尽きた瞬間には、このために人から金を借りてることさえ、きれいさっぱり忘れている。
あとで貸し主から「あの金はどうした。倍にして返すって言ったじゃないか」と責められても、「だってスッちゃったんだからしょうがないじゃんか~」と、ぬけぬけと言えるのもギャンブル依存で人格崩壊してるから。

なんかなぁ・・・・。

考えれば考えるほど、叔父にあてはまってしまうんだな。

2006/03/21

姪っこが家出

朝っぱらから電話が鳴り響く。

クレジット会社への払い込み日が迫ると頻度を増すゴミ屋敷叔父からの無言電話だと思い、無視。

・・・と、思っていたら、留守電に録音されたのは、久しぶりに聞く実姉の声だった。

涙声のような、うわずった声で
「ここふじちゃん、大変なことが起きました。・・・電話ください」

この人の「大変なこと」って、他の人にとってはちっとも大変じゃないことがほとんどだし、何かと面倒なことを言い出す人なので、できれば無視してしまいたいが、時間が時間だし、声の不自然さに微妙な胸騒ぎを覚えて、電話してみることにした。

すると・・・・

「うわ~ん!どうしよう!○子が家出したーーーっ!」
と絶叫。

なぬっ?

○子とは姉の長女。つまり私の姪なんである。
幼い頃、ワケあって一時的に同居していて、私が面倒を見ることが多く、そのせいか、顔や姿ばかりでなく思考回路や行動パターンまで私にそっくりという評判なんだが、言われてみれば「そうかも?」と思う部分もある。

が、就学年齢になると、集団に馴染めない性質なのか、何度となく登校拒否を繰り返した。
その中で、本人なりに思うところがあったらしく、高校は自分で選んだ全寮制のミッション系の女子校へ進み、家を離れた。
修道女のごとくに幽閉され、ストイックな青春を送ったわけだが、その甲斐あって、奨学金と学費免除の楽しい大学生活が約束された。
・・・・はすだったんだが、その大学も休みがち。

しかし、たまに会うと、本人は大いに都会生活を謳歌している様子で、奔放な好奇心の赴くままに、アルバイトに明け暮れたり、劇団に入ってみたり、踊ってみたり、歌ってみたり、路上でパフォーマンスしてみたり・・・端で見ているぶんには、あっけない移り気も小気味良く、なかなか面白そうな生活に思えた。

こんな忙しくては学校に行くヒマなどないだろうが、おそらく人生にとっては意義のある時間だ。
激しく迷走しながら、自己喪失と自己発見、快楽と苦悩、崩壊と再生を、何度も何度も繰り返し、やがて道を見つければ、憑き物が落ちたように突然スックと立ち上がるだろう。
迷った時間が多いほど、考えた時間も多いということだ。
大いに迷うが良い。
・・・と、傍観者の叔母は思う。

しかし、親の立場にすれば、身も細る思いに違いない。

いつのまにか大学に退学届けを出していたらしい。
どうやら、親である我が姉にとっては、そこんところが重大なようだ。

「春休みに帰省する予定だったのに、友達のところへ遊びに行くと言ったまま帰ってこない。連絡くらいよこせってしつこく言ったら、退学届を出したっていうメールが来て、それっきり連絡がない・・・」

ははぁ・・・・○子のヤツ、親への言い訳を考えつかなくて、とりあえずバックれてるな。

本能が命じるままに衝動的な行動をして、そのあとから周りへの釈明の言葉を考える、ということが私にはよくある。
たぶん、○子も同じ。

たしか大学2年生、もう20歳なんだから、学校をやめるのも続けるのも自己責任といえる。
大学に通うよりも価値のある時間を見つけたと確信するなら、それを選ぶべきだ。
すべて、自分の人生なのだから。
ただし、奨学金を自力で返済する自信があるなら、という但し書きが付くのかもしれないが。

それにしても、問題は親だ。

田舎の価値観しか持たず、気に入った言葉しか耳に入らない母親(←姉)が、鼻の穴おっぴろげて玄関に仁王立ちしている姿を想像しただけで、暗澹とした心地で姿くらましたくなるの、とっても理解できる。

エキセントリックな性格で、過干渉で支配的、病的なほど子供に激しく深く執着する○子の母親。
じつはこの人の母(つまり私にとっても母親だが)も、そういう人だった。
この、世代を越えて延々と受け継がれ繰り返されてしまう母と子の関係を、もし変えることができるとすれば、それは○子のこれからの生き方によるものだと思う。

だから、○子のことは常に応援している私。

「捜索願だしたほうがいいべか?」
という姉を、とりあえず待てとなだめ
「ところでさ、いつから連絡取れないの?最後に話したのはいつ?」
と、聞いてみた。

「えっと・・・最後に電話したのは、昨日」

・・・・・・ばか。


念のため、○子のケータイに私からメールを入れてみた。

「おーい!朝っぱらから○子がいなくなったって騒いでる人いるよ~。どうなってんじゃ?」

案外あっけなく返信あり。

「ご迷惑おかけします。ちょっと家出してるだけですので、ご心配なく(ヘンな顔文字)」

「なーんだ。ま、気をつけて、家出エンジョイしておくれ~(^_^)/~」
と、エールのつもりで送っといた。


あとのことは知らん。

○子、がんばれ。

2006/03/14

リバースモゲージについての覚え書き

65歳以上の低所得者を対象にした制度。
所有する不動産を担保に融資を受けられ、融資対象者の死亡などによる融資終了時まで継続される。
東京都武蔵野市が13年ほど前に採用。他の自治体にも少しづつ広がっており、叔父の住む横浜市でも近年導入されたが、まだ問題点やリスクもあり知名度が低い。
民間の金融機関(信託銀行など)にも制度があるが、不動産評価格5000万円以上であることが条件。
自治体の場合は1500万円以上。
融資総額は不動産評価格の70%まで。

・リスク
不動産の価格変動によって、また、融資対象者が思いがけず長生きしてしまったりすると、担保割れをおこす可能性もある。
その場合の対処方法については未検討。

2006/03/12

ゴミ屋敷叔父 質屋へ・・・

今夜、久しぶりに叔父から電話あり。
っていうか、今まで無言電話と留守録の無言メッセージは無数にあったんだが。

日中の外出中に、消え入りそうな声でようやくメッセージが入った。
メッセージをちゃんと入れてくれたら、ご褒美に(!?)電話してやることに決めているので、夜になってからかけてみた。

その前に、自分のブログの過去記事で、前回の電話は1月だったことを確認。
2月はどうしていたのか?
年金だけでやっていたのか?
ローン返済はできたのか?

ダンナの目測では、「ゆとりが欲しいだけで、じつはそれほど現実的に逼迫しているワケではないはず」とのこと。
たしかに、年金収入だけならローン返済額でどんどんマイナスになるはずなのに、まだ生きてるってことはどこかに蓄えがあるということだ。

電話では相変わらず、ダンナに25万円送ってもらいたいとひたすら繰り返す。
留守録の声とは別人みたいな、思いがけないほどの元気な声だった。

「元気そうなお声ですね」
と言ったら、急に声がしぼんだ。
元気だと思われたくはないらしい。

でも、まあ、落ち着いている様子だったので、こちらも落ち着いて話してみる。

「○○(ダンナ)は,住んでいる家を担保に生涯お金を借りられるという福祉協議会の制度(リバースモゲージと言うらしい)以上に良い方法はないと思っているので、叔父サマがその制度を活用するために動き出すまでは、お金は一切送らないと思いますよ。
彼なりに必死で考えたり調べたりした結果の、最終的な結論ですから。
お金が無いとか送るのが惜しいとかいうワケではなく、今目先の用事のために25万円を送るよりも、リバースモゲージのために今すぐ手続きをとることのほうが、叔父サマの長期的な未来のために有益だと思っているんです」

叔父は、たとえその手続きをしたとしても実際の貸付が始まるまでの数ヶ月の生活が困ると言う。
この後は、また延々と、以前の電話と同様のやりとりが繰り返される・・・・。

メガネが壊れて、目が見えづらい。
目が治ったら高収入の仕事ができて、今まで送金してもらったお金もすぐ返せる。
リバースモゲージで月々わずかなお金を借りるよりも、家を売ったほうが高額なお金が手にはいる。
そのためには、家をキレイにしなければならない。
家をキレイにするためには、メガネを買う必要がある。
メガネを買いにいくためには、体を丈夫にしなければならない。
そのために25万が必要なのだ。
それさえあれば、すべてが上手く行く。
・・・・・・・・・リフレイン。

そもそも、いったい25万円という額はどのようにして算出されたものなのか?ということを、あらためて聞いてみた。
すると・・・・
「それくらいなら○○(ダンナ)くんが出せるかな?と思ったからだよ。多ければ多いに越したことはないんだけどね・・・ヒヒヒ」

別に、「体を丈夫にするため」に必要な金額を試算したわけではないらしい。

「ううーん・・・・叔父サマの話をいくら聞いても、私には未来のビジョンが何も浮かんでこないですよ。私もやっぱり、今の選択肢の中でもっとも現実的で最良な方法はリバースモゲージだと思います。
借し付けられる金額が少ないと言っても、年金もあるわけだから、ゼロよりもずっとイイんじゃないですか?」
「リバースモゲージだって全然確実なんかじゃないよ。あれは穴だらけの制度らしいから」
「でも、生活保護よりはイイでしょ?」
「うん・・・・」
「貸し付けられたお金は自由に使えるんだし、家に住み続けることもできるんだし、それで体が丈夫になれば自由に働いて収入を得ることだって出来ますよ(・・・よく知らないけど)。叔父サマが言うように、やがて高収入を得て自活できるようになれば、その時に担保を取り返せば良いんですから(・・・これもよく知らない。テキトーに言っている)」
「うん・・・・」
「こんなに苦労して、○○(ダンナ)の気持ちを変えるために説得したり悩んだりするより、ずっと簡単で確実性のある手段じゃないでしょうか?」
「そうかなぁ・・・・でも、とにかく制度が適用されて貸付が始まるまでの期間はどうするの。明日食べるモノにも困ってるんだから!」
「叔父サマがリバースモゲージの適用を受けると決心さえすれば、あとは○○(ダンナ)が何とかしてくれますよ、きっと」

これはホント。
もちろん叔父の言うままの金額を送るわけには行かないが、手続きして実際に貸付が始まるまでの半年くらいの間なら、最低限の生活ができる程度の送金はしても良いと思っている。

そういうことを匂わせてみたら・・・・
「そんなの不確実じゃないかっ!」
「でもね~、叔父サマが○○(ダンナ)を説得して25万円を送ってもらうことのほうが、もっと不確実ですよ」

・・・・・・・・・・と、まあ、毎度おなじみの堂々巡り。
ただし、今回は、叔父と私が「リバースモゲージ」という言葉を思い出したことが最大の進歩かもな。
今までその言葉はダンナしか覚えてなくて、私と叔父は何度聞いても覚えられなかった。

それと、私が
「お金の問題じゃなく、心の問題なんですよ。今までの送金が叔父サマ本人にとっては良かったことかもしれないけど、○○(ダンナ)はそれが正しいことだったとは思えなくて、自分を責めて落ち込んでいます」
と言ったのを、叔父がジッと聞いてくれたこと。

そして、
「合意はなかったけど、とりあえず意志確認はできたってことだな」
と、叔父は言った。

「そうですね。それをふまえて次のステップに進みましょう」

それから、先月の生活はどうしていたのかと聞いたら、質屋に売れそうなものを持って行ってみたとのこと。
「今の質屋は昔みたいに何でも引き取ってくれるワケじゃないんだね。一度使ったものはダメって言われた」

そうだよな。
最近の質屋って、デパートと見紛うくらいの豪華な品揃え。

使用中のふんどしをはずそうとして、情の深い店主に「それははずすな」って制され、涙ながらに出世払いで10円借りる・・・なんて時代じゃないんだよ、残念ながら。