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2006/12/30

2006年を振り返る

いよいよ今年も押し迫って参りましたが、これをお読み下さる数少ない皆様もあわただしい日々をお過ごしのことでしょう。
・・・っていうか、健全な生活を営む人はこんな時期にブログなんぞ見てないっすよね。

本日の訪問者 3人(午後2時現在)。

・・・どうやら皆さん、健全な年の瀬をお過ごしのご様子。
そうでない皆さん、ご訪問ありがとうございました(-_-)。
末永くお友達でいましょうね。


考えてみれば、このブログもなんだかんだと一年半ちかく続いている。
これのお陰でPCの前に座る時間が増え、ネットで済む用事は何でもネット上で処理し、手紙や業務連絡もEメールで済ませてしまい、このごろめっきり手書きで文字を書く機会が減ってしまった。
それにともなって、手紙でのやりとりでつながっていた友達との連絡が間遠になり、一方で、メールアドレスを持っている人とは、それまで以上の濃厚な付き合いになった。

以前は結構筆マメで、それは自分にとって数少ない「悪くない特質」だと思っていたのに、失ってしまうと、もうほとんど特筆すべき長所のない人間になってしまう。
これではイケナイと思い、ご無沙汰してる人たちには先日ようやく数行の文章のハガキを出した。

「ご無沙汰してごめんなさい。
このごろ手紙が書けません。
書きたいことは山ほどあるのに、文字が書けません。
でも、そのうち書きます。きっと書きます。
今年もいろいろありがとね。
良いお年を。来年もよろしく」

・・・これじゃあ、なんだか何かを病んでる人みたいで、心配されてしまいそう。
でも、こんな文章しか書けなくなってしまった。
「そのかわりブログでは駄長文を書き散らかしてます」って書き添えておけば、そう心配されることもないかも知れんが、このブログはリアル友達にはほとんど知らせていないし、そもそもネットやってない人が多いので。

それにしても、この「ブログ」っていつまで存在するんだろう?
「野風!」に限らずブログサービスを提供している各社は、このデータを永遠に残し続けるつもりなんだろうか?
もちろん、想定外の大事件や大災害やテロや戦争や、倒産やトップの交代や、メンテナンスの途中で巨大コンピューターの心臓部に砂糖入りカフェオレとか夜食のとろろ納豆ソバとかぶちまけちゃったりすれば、あっけなく消えてしまうんだろう。
それ以前に、システムがパンクしてある日突然真っ白・・ってことは容易に有り得るだろうけど。

もし、歴史的に重要な記録とか、有名人の日記とか、文化的価値のある名文とかでなく、何百万人もの名も無き人々が日々書き綴る膨大な記事が、誰でも自由に閲覧可能な状態で、この先も残り続けるとすれば、それはそれで面白いことだし、何百年も残っていけば、将来この時代のブログ文化研究ってのでひとつの学問ジャンルが確立されるに違いない。

・・・ってなことに思いを馳せる2006晦日。
もちろん大掃除なんてしてないス。

去年の年末にもやったことだし、せっかくなので一応今年もこの一年を振り返ってみる。


1月:「温泉旅館ご馳走ゲロゲロ事件」で今年の幕開け。
その後はお雛モノ作りで忙殺される。

2月:お雛モノ作りから解放され、虚脱感で過ごす。
新しい呉服屋と知り合う。

3月:呉服屋の女将と交流。着物姿で地元雑誌に出たりする。

4月:中国茶店でのゲリラ個展敢行。
ご先祖サマをたずねる旅に行く。

5月:放蕩姪っこが長期滞在。
柿渋染めにはまる。
人形教室に新メンバー加わる。

6月:バッグ作り。

7月:人形作り。

8月:飯田人形劇フェスタに行く。

9月:人形作り。

10月:展示会のため各地巡業。

11月:展示会後の虚脱感で過ごす。
突然の改装工事であわてる。

12月:改装工事の後の虚脱感で過ごす。
ダンナ、ソウルで消息を絶つ。


今年も盛りだくさんで楽しい一年でした。
お世話になった方々、ありがとうございます。
良い年をお迎え下さい。
来年もどうかよろしくお願いします。

年内にもう一回くらい書きそうだな。

ちなみに、20連発の第4発目が完成間近↓。



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2006/12/28

12月28日の柿渋



世間では、今日が仕事納めかな?
ふん。

なんだか、もンのすごく荒んだ気持ち。
だから、意地になって仕事しちゃるんだもんね。


ダンナは、昨夜徹夜で仕事を片づけて(っても、全然片づいてはいないはず)今朝から旅行へ出発。
誘われた時には「忙しいしな~ぁ、どうしようかな~ぁ」なんて渋ってたくせに、出かける時には妙に楽しそうだったのが、ちょっとだけシャクに障る。
ちくしょ~~、ご馳走食べまくるんだろうなぁ。


極力さりげなく、いつもと変わらない日々のふりで過ごしているが、いやでも感じてしまう年の瀬の気配。

団地内は静まりかえってるし、そのくせ道路は交通量が多くてあわただしい。
曇り空からパーッと陽が射して、なんだかそれが神々しい。
空気が澄んでいるのか、道ばたで話す人の声がよく聞こえる。
「それじゃですね~、よいお年を」って言ってるし。

ちくしょ~~~っ。
意地でも大掃除なんかしないんだもんね。

・・・・って言いながら、窓拭きしちまった、ケッ。

うーむ、やっぱりスーパーが閉まる前に年末年始の食料買い出しに行かねばなるまい。
行けば、きっと旨そうな食材が目に入る。
無駄な抵抗はやめて、年越しそばと雑煮材料を仕入れてくるか・・・。

・・・ちっ。これじゃあ普通の年越しじゃん。


再び柿渋布を水洗い。
手が切れそうな冷たさ。

どんどん茶色が濃くなっていく。
布はもう硬くてカパカパ。

そろそろいい感じになってきたので、乾いたら順次バッグに仕立ててゆく。
2007年が明ける頃には、いくつ仕上がっているかにゃ~。

注文している足長カシメが「年末年始のため発送が遅れます」とのこと。
またしても、むかつく。


追記:二枚目の写真。乾燥にともない、さらに色が濃くなった。

2006/12/28

無事に年越し?

ゴミ屋敷からダンナが帰ってきた。
なんだか、憔悴してすっかり油が抜けきったようなダンナ。
土産のシューマイを食べながら、報告を聞く。

ゴミ屋敷叔父、言われたとおり昨日のうちにクレジット会社へ連絡し、各社の返済金額の総額と振込先、担当者の名前などを聞いてメモしてきたそう。
偉いぞ。

で、不動産屋さんが用意してくれていたお金で、無事に各社への振り込みを済ませた。

これで(記憶漏れなどがなければ)クレジット会社への返済はすべて完了し、ゴミ屋敷の差し押さえはとりあえず免れた。
借りていたクレジット会社は全部で7社だったらしい。
ちなみに、最後に「仮登記の手続きをする」と言ってきた会社への借金は数十万だったとのこと。
たった数十万の借金で、家も土地もすべて失ってしまうところだったワケだ。

今日は、公証役場へ行って、ダンナが今までに貸したお金の正式な借用書と、ゴミ屋敷の売却が完了した段階で全額返済するという旨の誓約書を作成。
この文書作成のためには、もう一度ダンナと叔父とで公証役場へ出向かなければならないのだが、それは年明けに持ち越し。



こんな話を聞きながら、「シューマイに黒酢をつけると旨いにょ~」などと言っていると、ダンナの携帯に叔父から電話。

「うん、はい。・・・そうだね、良かったね・・・はいはい、そうだね・・・」

・・・なんだかダンナの口調は、いたわりと慈愛に満ちている。

とにかく、泥沼のような借金苦からは解消されたが、今までシェルターのように引きこもっていたゴミ屋敷から年明けにはとうとう出なくてはならないのだ。
来るべくして来た結末だが、それでも大きな決意が必要だったろうし、自分のせいとは言え、短期間で事態が急変してしまった。
叔父にとっては人生最大にめまぐるしく、大変な数日だったはず。
疲労した小柄な体で、不安と共に重い現実を抱きしめているであろうゴミ屋敷叔父に、私もめずらしく少し優しい気持ちになっていた。


・・・んがっ。


ダンナの様子が、だんだん変わっていく。

どうも、公証役場へ行くのを渋っている様子。
「ちゃんと返すって言ってるんだから、わざわざ正式な借用書など作る必要はない」と言っているらしい。

ダンナ。
「・・・うん、返してくれるって信じてるよ。だから、叔父さんが社会的にちゃんと義務を果たす人だということを証明するために、そういう書類を作るんだよ」

「・・・叔父さんを陥れるためにやってるんじゃないんだよ。何でも正式な形にしておいたほうが、叔父さんのためになると思ってるからだよ」

「・・・うん、大丈夫だから。そんなに時間はかからないから。体に負担がかからないように、駅の出口も階段の少ないところで待ち合わせするようにしよう」


やがて、話題は昨日と今日の出来事に。

「・・・だれも叔父さんのことを蔑んだりしてないって。何も恥ずかしいコトなんてないでしょ」

後で聞いたところによると、昨日不動産屋さんに何気なく「どんな仕事してたんですか?」と尋ねられ、叔父が答えあぐねてモゴモゴしている横から、ダンナが代わりに「職に就いたことはないんです」と答えたそうなんだが、そのことが、叔父には気に入らなかったらしい。

「職に就いたことがない」ということが、叔父にとってはものすごく恥ずかしいのだという。

「・・・だって、体が弱かったんだから仕方ないでしょ?そんなこと恥ずかしくもなんともないよ。今までいろいろな工夫をしながら一生懸命生きてきたんだもの、それを恥じる理由なんて何にもないよ。不動産屋さんだって叔父さんのこと全然バカになんてしてないよ」

冷えていくシューマイをチラチラ見ながら、イラ立ちを必死で押さえて穏やかな口調を保つダンナ。
哀れすぎて見ていられない。


引っ越しに先だって、まずゴミを片づけなければならないんだが、便利屋さんか何かに頼んで、庭にブルーシートを敷いて家の中のものを一度全部運び出し、その中から必要なものだけを取り分けて荷造りすることになっている(ちなみに、ゴミ処理はトラック一台分で約20万円の費用がかかるそう)。
家の中にはいろいろなものが積み上がっているので、叔父一人の力では、その中から「大事なもの」を発掘するのは不可能だから。

しかし「見られたくないものがたくさんあるので、外に出すのはイヤ」だと言う。

じゃあ、どうすると言うんだ??

「仕方ないでしょ。そんなの誰も見ないよ。それとも何もかもまるごと全部捨てちゃう?それもイヤなんでしょ?・・・今後の生活に必要なものと、本当に大事なものだけを選び出せばいいんだよ。それは叔父さん自身がやらなくちゃイケナイんだから・・・大丈夫だよ、業者の人はそんなことには馴れてるんだから・・・・恥ずかしくなんてないってばぁ」


このあたりは、叔父の心境が手に取るようにわかってしまう私。
「自分が世界で一番ヘンな人間なわけじゃない、世の中にはもっともっとすごいゴミ屋敷もあるし、もっと変な趣味を持っている人はいる、自分だけじゃない、自分が一番じゃないって思わなくちゃ」
・・・って、励ましてあげたい気持ち。


仕事したことがなくたって、自宅がゴミ屋敷だって、借金まみれになったって・・・そんな自分でも、この世で一番最低な人間なワケじゃない。
・・・きっと、そうだ。
きっと、もっと恥ずかしい生き方をしている人はたくさんいる。
他人に対して恥ずかしがることはなくても、自分自身に対して、お天道様に対して、恥ずかしいって人はたくさんいる。

よかったじゃん。
アンタには、アンタのために必死で動いてくれる人がいる。
そう思えば、ちっとも最低なんかじゃないさ。

そして、少なくても今、生きなおすチャンスが来たんだもん。

2006/12/27

今日の柿渋



昨夜、軽く二度染めして、無理矢理乾かしてから洗剤で洗い、干して、寝た。

今回はあまり濃い色にならないなぁと思っていたんだが、目が覚めると、そこそこ濃くなっていた。
で、陽光が射してきた頃に、水に通して再び干しているところ。

水に通すたびに、陽をあびるたびに、どんどん色が濃くなり、どんどん繊維が引き締まっていく。
柿渋ってホント、手間がかかる・・・けど、なんだかカワイイなぁ。

夏前に染めた布は、物置部屋の窓辺に放置している間に、くすんだ土色だったのが艶のある赤銅色に変化していた。
そのころ作ったバッグも、今頃こんな色に育っているんだろうか?
なんだか嬉しいなぁ。



ところで、最近柿渋にハマッてるという話を友人にしたら、彼女が長年愛用しているバッグの復元を頼まれた(写真下)。

表面は、厚手のシルクを柿渋染めしたもの。
作家モノらしいんだが、出処は不明。
大きさも形も使い勝手がよく、大のお気に入りだったそう。
だから、使い込んでボロボロ・・・。

よく見ると、自分でいろいろと修理したり改造した跡があって、工夫しながら愛着を持って使っていたことがわかる。

まさしく、作り手が産みだし、使用者が「育て上げた」という感じ。

残念ながら、表面の布が裂けて、修理のしようがないほどに傷んでいるので、これと同じモノを柿渋の布で作って欲しいということなのだ。

素材のシルクは麻に変更させてもらうが、なんとかトライしてみるつもり。

よく観察してみると、もともとの作り手の意図とは別に、実際の使用者が求める使い勝手や機能というものが、友人自身の改造痕跡から見えてくる。

「復元するときに、変更してほしい箇所」の要望もあって、たとえば「持ち手を少しだけ長く」「内ポケットを少し大きく」「持ち手の間の布がフニャフニャしないように」とか。

彼女自身も、今後の私のバッグ作りの参考になればと言ってくれ、確かにものすごく勉強になる。

そして、たとえ作家名なんか忘れられても、こんなに愛され、長く使い続けてもらえるって幸せなことだなぁと、しみじみ思う。

2006/12/26

柿渋ふたたび


さあ、いよいよ年の瀬。
・・・っても、あんまり関係ないんだな、私には。


ダンナはこの年末年始、めずらしく友人と旅行するというので、私は一人で年越し。
(しかし、うまいことゴミ屋敷モンダイが片づけばの話だが・・・)
そんなワケで、思いっきり部屋をぶっちらかして仕事する予定(決してヤケクソではありましぇん)。

今日は久しぶりに、新たな布を染めた。
相変わらず、柿渋+墨汁。
この組み合わせ、結構気に入ってしまった。
どんどん作れるぞ~。

今日は、第一回目の染めに、墨汁で模様を描いた。
ストーブのおかげで乾くのが早いので、このまま第二回目の染めに入る。
でも少し日光にも当てなくては。

明日のお日様はどうかな?

2006/12/26

ゴミ屋敷の聖夜

やあ、皆さん。
楽しいクリスマスを過ごしましたか?

私はね・・・私はね・・・
ウェ~~~ン!!

どうしてこんな人生なのか、江原○之に霊視してほしいくらいだじょ(ウソ)。

さて。

聖なるクリスマスの夜。
ダンナはゴミ屋敷叔父のところへ行った。

よりにもよってこんな時に、ゴミ屋敷モンダイがいよいよ大詰めを迎えているのだ。


もう借金で首が回らなくなった叔父が、自分で不動産屋さんに電話して、「家を売る決心をしたから、せめてもう少し高く買ってくれないか?」と交渉したそう。
なんと、その交渉が実って、ちょっとだけ値段が上がった。

そのかわり、以前は家の中のゴミを不動産屋さんがすべて処分してくれると言っていたのに、値段が上がったぶん、ゴミを完全撤去してから引き渡すということになってしまった。
つまり、単にゴミ処理費用の出処が移行しただけのハナシ。
それでも、叔父にとっては良かったのかもしれない。
ゴミの中から、本当に必要なものを探し出す猶予ができたんだから。

ただし、不動産屋さんからは「売却が完了して家を引き渡すまでに一ヶ月程度の期限を決め、その期限内に引っ越しが完了することを保証してほしい。ダンナ氏に保証人になってほしいと」と言われた。
「そうでなければ、もうこの件から手を引かせてもらう」とまで。

保証人・・・・うーむ。
大丈夫なのか・・・??

でも、まあ、ダンナも債権者の一人で、家が無事に売却できなければダンナが貸した金も返ってこないんだから、もし期限内に引っ越しできなければ、ダンナの名において強制執行ということができる。
つまり、ナニが何でも叔父をゴミ屋敷から叩き出すワケだ。


昨日、ダンナがゴミ屋敷叔父と一緒に不動産屋さんへ出向いた。

その足で、手頃な価格で変える中古マンションをいくつか見に行った。
条件は「管理費が安く、階段がなく、今の居住区内であること」。

ケースワーカーの人が、家賃が安くて、身よりのない老人でも住むことができるアパートを探してくれていたんだが(Y市には、賃貸住宅大家さんの有志で作るネットワークがあって、市の福祉課などと連携し、保証人がいない&年金生活の独居老人でも格安で快適に暮らせるためのハートフルなシステムがある)、どんなに安くても家賃を払い続けることに不安があるので、ゴミ屋敷を売却した資金で手頃なマンションを購入することに。

それと、叔父にとって今住んでいる場所はもともと縁もゆかりもない町だから、もっと土地の安い田舎に転居しても良いんだが、世話になっているケースワーカーの人に引き続き面倒を見てもらうためには、現在の居住区に居る必要があるワケだ。


不動産屋さんの手持ち物件の中から、条件に合ったものを紹介してもらい、実際に見に行くと叔父も納得したようだったので、そこを購入することに。
現在の居住者が来年1月に退去するので、空き次第引っ越しできるよう、ゴミ屋敷売却は1月初旬ということになった。

着々といろいろなことが決まっていく。


ところで、海千山千の不動産屋さん、叔父の話を根気強く聞いてくれて、ついでに督促状を送ってきたクレジット会社に「家を売るので、差し押さえはもう少し待ってくれ」と直接交渉してくれている。
ついでに「本当にこの他に借金はないの?隠しても仕方ないんだよ」と、私たちには絶対に言おうとしなかった借金の全貌を聞き出してくれた。

ダンナと話している時には、すぐに怒りだしたりむくれて口を聞かなくなったりするんだが、不動産屋さんにはわりと素直に話すようだ。
まるで、職員室で観念して悪事を白状する悪ガキのよう。

とにかく、それによれば、借金の総額は、我々が想像していたよりも結構多い。
もうそんなことでは驚かなくなってしまっているんだが、それにしてもつくづく、それだけの金を一体何のために使っていたのか・・・。
その辺のことが完全に判明しない限り、言いしれぬ不安や恐怖にさいなまれ続けるだろう。
「女がいる」とか「ギャンブル狂い」とか「怪しい宗教」とか「ブランド好き」とか「数百万円のメガネをいくつも」とか・・・とにかく何かわかりやすい理由であってほしいと心から思う。


さてさて。
話はこれだけでは終わらないヨ。


いろいろな手はずがととのい、そろそろ不動産屋さんの事務所を出ようという頃になって、ゴミ屋敷叔父が最後ッ屁をかますかのように(失礼、お下品(^^;A)、突然こんなことを。

「あ・・・そういえば、数日前にどこかのクレジット会社から、仮登記がナントカという電話が来た」

これを聞いて、一同(っても不動産屋さんとダンナ)硬直。
さすがの不動産屋さんも、一瞬どもった。

「か、か、仮登記って・・・つ、つまり、すでにどこかの会社が差し押さえに入ったってことじゃないですか?!?!」

その会社がどこなのか、叔父も正確に覚えておらず、少なくてもダンナと不動産屋さんが把握している会社名ではない。

「ちょっと~っ!大変だよ!!すぐに連絡しなくちゃ、あっという間に家を取られちゃって、本当にナニもかも水の泡だよ~!!」


つまり、年明けなんて言っている余裕はなく、今すぐに現金を用意して借金返済しなければ、ゴミ屋敷の権利がそのクレジット会社へ移行してしまうという事態に。

したがって、相続も名義変更もさておいて、現在は祖母と叔父の共同名義となっているゴミ屋敷の、叔父の分だけを部分的に先行売却して、急遽現金化するということになった。
その現金は、不動産屋さんの個人預金からとりあえず出してくれるということ。
なんだか、いろんな部分に危うさが香る手段だが、仕方ない。
だって、今日のうちにも現金が必要という、のっぴきならない事態なんだもんね。


で、一夜明けて、本日。

「午前中のうちに、現在借金しているすべての会社に連絡を取ること。すべての明細書を探し出しておくこと」という不動産屋さんの指令を受けて、叔父が頑張っているはず。

「叔父さん一人では心配だから、ダンナ氏も一緒に行って手伝ってやってくれないか?」と言われたが、叔父の意向では「やはり家の中には誰も入ってほしくない」とのこと。

「一人で出来るから大丈夫」ってことだったが、今頃どうなっているのやら・・・。

2006/12/18

やばイモ




えっと・・・。
モザイクもなしにこんな画像upしたら、削除されちゃうかな。

阿部サダが逃亡中にフトコロに隠し持っていたものが、当局によって密かにホルマリン漬けで保存されており、このたび一般公開された・・・・・ワケではなく、これはダンナの趣味の農園で収穫されたものダス。

「つくねいも」だというが。

どうやら雌雄同体らしい・・・・(ウソ)。

アナの中からはさみ虫みたいなものが這い出してきて、その後ちょっと水が出た。
なぜか、イヤ~な気分になった。


どうやって喰ったらいいんだ???




061219追記:「つくねいも」ではなく「こがねせんがん」(そこはかとなくエロ・・)という名のサツマイモの一種だそうです。
昨夜試食。ゆでると黄色が濃くなる。甘みあり。普通のサツマイモより繊維が太い。

2006/12/14

ファイル4



 調査日:2006年12月3日
 採取地:K市某所セブンイレブン
   味:程良い酸味、薄い塩味
  食感:軽くサクサクだが、角が口の中にあたる。
完食時間:4時間

総合評価:4

2006/12/14

幸福を呼ぶ?



汚部屋大掃除をしていて、存在していても意識から欠落していた物々がたくさん発見された。

この場合「発見」ではなく「再認識」と言うべきか。

まあ、とにかく、居間のわりと目に付く場所にありながら、長年放置され続けていた物の中に、フェルト化したホコリをかぶった状態でコレ(写真)があった。

「けさせらんぱさらん」

小学生が書いたみたいだけど、じつは、まぎれもなくダンナの字・・・(-_-;
500mlのアイスクリームの入れ物の中に、直径およそ4cmの綿毛状のものが入っていた。

子供の頃、大流行だったんだよね。
フワフワと浮遊しているのを捕まえて、タンスの奥でこっそり飼って(?)おくと、幸せになれるという伝説の生物(?)。
エサとして化粧用のおしろいを与えるらしい。

もしご存知無いかたは、「ケサランパサラン(またはケセランパセラン)」で検索を。
「日本ケサランパサラン捕獲組合」とかいう組織まで存在するじょ。


ウチのは、実際にはアザミか何かの植物のタネだと思うんだが、ずーっと以前、ダンナが持ち帰って「ほら、けさらんぱさらんだヨ!」と言って見せてくれた。
私はそのまま忘れていたんだが、ダンナってば、こっそり飼って(?)いたんだね。
まあ、しかし、エサは与えられていなかったらしく、純白だったのが、若干褐色化している。


これをお読み下さる数少ない皆様の中には、こんなダンナを「夢を失わない永遠の少年」みたいに思っちゃう人もおられるかもしれないが、それは大間違い。

単に、そのころのダンナはものすごくヒマだったというだけのこと。
たしかに多少世間一般の常識からかけ離れた世界に棲んではいたが、庭に迷い込んできたニワトリを捕まえて、鶏鍋にして食べてしまうような男なんである。
後日近所の幼稚園で飼っていたニワトリが行方不明で、園児たちが必死で探しているという話を聞いて、冷や汗をかいていた。

しかし、こんなダンナだからこそ、幸福への切なる願いを込めて「伝説の生物」を密かに飼っていたりすることに、そこはかとない悲哀を感じてしまうんだが。

しかも幸福どころか、仕事上では、果てしなく繰り返される締め切りとの戦い。
プライベートでは、ゴミ屋敷モンダイ、脳天気な母と妹たち、掃除できない更年期の妻、足指すき間の難病(水虫)、頭皮の硬化による異変(薄毛)etc・・・様々な難問を抱え、ストレスに押しつぶされる日々を送っているのが現実。

それとも、やっぱ、エサを与えなかったから、けさらんぱさらんの効力が落ちてしまったのでしょうか??


ところで、ダンナに「ちょっとぉ、こんなの出てきたよ」と言うと、ジーッと見たあとで「・・・とっておいて」と言った。

まだ幸福をあきらめてはいないらしい。



いつのまにかホコリの塊と入れ替わったりしちゃわないよう気をつけねば。

2006/12/13

銃刀所持

「とうとう家を売るしかないようだ」

・・・火曜日の朝、力無い声でゴミ屋敷叔父が言った。

電話を受けたダンナによると、わりと元気そうでスッキリした声だったとのこと。

散々もがいて拒絶して、暴れまくって叫びまくって・・でも結論が出てしまえば案外スッキリした気持ち。
人生の中のたいていの出来事は、ほとんどそんなものだ。

叔父は、自分で市役所のケースワーカーと不動産屋に電話したそうだ。
数日後に正式な査定に入る。
ケースワーカーには、今後入居できそうな低家賃のアパート探しを手助けしてもらう。

そして、その前に、ゴミ屋敷売却のための名義変更と遺産相続と分与の問題がある。

以前のように叔父の決断がにぶってしまうことのないよう、先手を打ってさっさと手続きを済ませなければならない。

しかし、ダンナ妹たち・・・。

一時は「おじさんに社会のルールを学んでもらう」と、もっともらしい大義名分を掲げて、相続放棄はしないと息巻いていたダンナ妹たちだったが、一人あたりの相続額がたいした大金にはならないこと、相続しても家を売却しない限り固定資産税を払わなければならないこと、などなどの話を聞いて、急にこの件に興味を失った様子。
前回話し合った内容もすっかり「なんだっけ?」ってな調子。
市役所の会議室であれほど鼻息荒く叔父について語っていたのに、自分に直接関わらないコトはあっさりと忘れる。

私は、そんなダンナ妹たちが羨ましい。

自分の周辺の半径1メートルくらいの範囲が平和なら「世界は平和」と言える人たち。
その半径1メートルの「平和」を乱すものを「世界全体の悪、根絶すべし」と言い切ってしまえる人たち。
そして実際に、平和で楽しく生きている人たち。
そして実際に、誰も彼女らの平和を壊したり責めたりする権利は持たないってこと。

・・・・まあ、こんなところで愚痴っていても仕方ないので、話を進める。


ダンナがこの件で妹たちに電話し、いろいろな「家庭の事情」で散々後回しにされたあげく、ようやく話をしたら、「相続についてはどうでも良いが、とにかく私たちの住所を絶対におじさんに知られない方法をとりたい」との主張。
ゴミ屋敷の名義を分割すれば、叔父の手元には共同名義人の住所氏名が書面として残ってしまう。
それを見て叔父が押し掛けてくるのでは?と心配している。

その要望を否定する論拠はないが、たった一人で人身御供になっている状態のダンナ。
「ウチなんてさ、朝の四時から夜中の二時までひっきりなしに電話かかってくるのに対応してるんだよ」と惨状を訴えて、せめて同情くらいしてもらおうと試みるが、「しなくてもいいことをしているだけ」とバッサリ斬り落とされる。


手続きとしては法定に乗っ取った分割が最も手っ取り早いんだが、叔父にダンナ妹たちの連絡先を知らせずに相続問題を片づけるためには、表面的に妹たちが相続放棄をし、ダンナと叔父の二人だけで分割したのち、ダンナが相続したものを妹たちに分与するという方法になる。

一人あたり数十万の相続金のためにそんな煩雑な手段を?という気もするが、金のことですっかり心がボロボロになったダンナ、先々遺恨のネタになりそうなことは出来る限り片づけておきたいので、妹たちが相続すべきものは今のうちにきっちり分割して渡してしまいたいらしい。

本当は「おにいちゃん一人で苦労したんだから、私たちの分はいらないよ」って言ってくれるのが一番簡単なんだが・・・。

まあ、仕方ない。

でも、このところまったくダンナ家の人々との接触を断っている私のことを気にしてか、「おにいちゃんが今まで叔父さんに貸したお金は絶対に返してもらわなくちゃ」と、わざとらしいほどヒステリックに繰り返す。
金が惜しくて私がヘソを曲げているのだと信じ切っているからね。

まあ、返してもらえるものなら返してもらおう。


ところが、当のゴミ屋敷叔父。

夜の電話では「家を売った金は借金返済でかなり目減りするんだから、キミにまで金を返したら、新居が買えなくなる。そのうち倍にして返すって言ってるんだから、もう少し待ってくれても良いだろ」と、のたまっていやがったんである。

し、新居・・・・?

新居だとーーーーーっ!!

どうも、今の家は売っても、家の中にある膨大なゴミ・・もとい、先祖伝来の貴重な品々を処分するつもりは一切なく、それを丸ごと持って引っ越せる家を探すつもりでいるらしい。

「あのさ~。手元に残ったお金でやれる範囲のことをやるしかないでしょ?すべて自分で招いた結果なんだからねっ!」

ダンナの声が裏返って、電話を持ったままヒザをがっくりと落とし、その瞬間、髪の毛が4本抜けた。


昨夜のゴミ屋敷叔父の憂い。

「じつは我が家に代々伝わる日本刀があるんだが、その証明書があったはずなのに見つからない。それがないと、銃刀法違反で逮捕されちゃうよ~」


ふ~ん。


証明書、見つからないでください。




とにかく、名義書き換え&家売却等の手続きを整えるために、来週ダンナが再びゴミ屋敷へ出向く予定。

どうか、刺されないでね。