さて。
早速、出来立てほやほやの
麻のれん帯を締めてみた。

あっあれっ?!?!
ひょ・・ひょうたんは??
ひょうたんがいない!
前帯にもひょうたんの柄が来るはずなんだが・・・????
・・・あ、ありました。
右脇の後ろのほうに。
しかも、ひょうたんの尻だ。
んもう。
なんでこうなるんだよーっ!?
おっかしいなぁ。
ちゃんと柄位置を計って、計算したはずなんだけどなぁ(汗)。
しかも、いつもの巻き方をすれば、ひょうたんの頭が前帯にくる予定だったのにぃ。
なんで尻なんだ??
布を逆さまにつなげちゃったのかなあ。
・・・ま、いいや(あっさり)。
仕方ないもんね。

お太鼓はまあまあ。
着物は、ポリ混絹の夏塩沢。
ざくざく洗えるので重宝している。
・・・んだけど、ちょっとヨソ行きっぽい感じ?
いつもなら5月6月から着ているもの。
今の季節になると、すこし蒸れる。
この帯なら、もっとざっくりした感じのほうが合うかな。
ふひひひ。
わっかるかな?
半襟は、oさん作の「蚊取り線香」。
コレで、夕方からお出かけ。
郵便局と銀行と、その他もろもろの用事を済ませ、本屋へ。
シロウト向けの和裁教本がないかと探してみたんだが・・・。
買ったのはコレ↓

他のブロガーさんも買っているらしい「ミシンで着物」(やまもとゆみ著:グラフィック社刊)。
なんとなーくこっぱずかしくて、立ち読みもせずにササッと買ってしまったんだが、中身をよく見ると、コレ、洋服布で作るってことなのね。
ホントは、大々的なお直しを自分でやっちゃおうかと画策してる着物があって、もうほとんど1から作るのと同じくらいになりそうな雰囲気なので、和裁のにわか知識を得たかったんである。
うーむ。
ま、いつか何かの役に立つこともあるかも知れん。
ここんところ栄養失調になりそうなくらい食欲減退中なので、夕食代わりにデパ地下のタイムセールで桃といちじくの熟れ熟れのを買った。
そろそろブドウも安くなりはじめたゾ~。
キロ喰いのシーズンも間近・・・うひひ。
果物だけは常に食欲マックス。
ところで。
帰りのバス停で、ぽつねんとバスを待っていたら、やけにラフな感じの韓国人に取り囲まれた。
わらわらとどこからともなく湧き出してくるように、総勢30人くらい。
全員、宗教的な言葉を書いたプレートを首からぶら下げている。
口々に「キモノ、プリチー、ビューティホー」と言ってくれた。
で、サンキューとかカムサハムヒダとか応えていたら、その中の一人が、おもむろに日本語会話集みたいな冊子を取り出し、棒読みのニホン語を話し始めたんである。
「ワタシタチハ、カンコクカラキタ、デンドウシデス」
はぁ、なるほど、ご苦労様。
「ワタシタチハ、オカネガアリマセン」
・・・あ、そ・そうなんですか(汗。
「ショクジヲ、ゴチソウシテクレマセンカ」
・・・・へっ???
あのぉ・・・えっと・・・(汗汗汗汗
いや、別に、アナタたちに悪感情をもっているワケではないし、お金がないのは気の毒けど・・・しかし、会ったばかりの人に(しかも30人)いきなり食事をおごるなんて、ちょっと、そのぉ・・・
何か、そういうことがしたくなるようなパッションが、今の私には、まだちょっと・・・
・・・って、いや実際には絶句したまま何も言えませんでしたよ。
ところが、その人。
急に「んあ゙っ!」っていうような声をあげたかと思うと、大あわてで冊子のページをバラバラっとめくって・・・
「ワタシタチト、オハナシスルジカンハアリマスカ」の箇所を開いた。
あは、ああ、ああ、そういうことね。それならわかる。
びっくりした~。
・・・ほっ。
「私はバスに乗らなければならないので時間がありません。ごめんよ」と、こちらから話す日本語はわからないということなので、カタコト英語。
「アナタニ、カミサマノシュクフクガアリマスヨウニ」
「ありがとう。アナタにもね」って、言ったところでバスが来た。
あの人たち、あんな薄い会話マニュアル一冊で、日本を旅してるんだろうか。
ホントに、食事をごちそうしてくれる人はいるんだろうか。
それとも、あの一文は、緊急事態の時に使うフレーズだったんだろうか・・・。