
今日は空がのっぺりと白い。
窓の外を見ていて唐突に思い出したんだけど、子供のころ、こんな白い空の冬の日は、遠くの林が灰色に見えるのが、なんだか無性に淋しくて、嫌いだったなあ。
でも、遠くの景色をかすませる、このもやっとした空気は、まぎれもなく春の兆しじゃないだろうか。
このところ、朝昼晩きちんと三食摂る生活を心がけている手ごね人ですが、今日の昼はお茶漬け。
ねぎと生姜と大葉を細かく刻んで、やや賞味期限切れっぽいイカ塩辛と白ゴマをのせた。
それをかきこんでる途中で、唐突に、出かけたくなった。
午前中に届くはずの郵便物は届かなかったし、他に来客の予定もないし。
で、開通したばかりの北●東自動車道をドライブしてみることに。
だ~れもいない田舎道をガーッと走って、最寄のICまで15分程度でついてしまった。
近いっ!
・・・っていうか、あきらかにスピード違反。
途中、山の中にあるスタンドでガソリンを入れた。
首にタオル巻いたおばちゃんが一人でやっているスタンドで、給油口を開けるのにすごく手間取っていたので、少し心配になった。
ガソリン入れながら、唐突に「野菜作ってるの?」と聞くおばちゃん。
車の後部に黄色いコンテナを積んでいるので(荷物運び用)、農産物配達の途中と思ったらしい。
で、私を農家と信じ込んで、勝手に話を進める。
今年は野鳥が多くて、おばちゃんの畑では作物がたくさん食べられたらしい。
小さな鳥が群れでやってきて、とくに大根の被害がひどかった。
「今日はこれ、春一番は吹くのかねぇ?」と、おばちゃん。
「そうですねぇ・・」とあいまいに笑って、あいまいに応えながら、ああ、なんで私は農家じゃないんだろうと、なんとなく悔んだ。
「うちの畑も今年はヒヨドリが多くて・・」なんて言ってみたかった。
そのあと、真新しい高速道路を走りながら、のびやかな風景を眺めていると、すごくのんびりした気持になった。←でも時速100キロで走行中だからっ。
高速の出口にある宇●宮のジョイ●ルホンダで、2時間遊んだ。
幸せだった。
今までジョイホン荒川沖店をひたすら愛してきたんだが、この高速道路を使えば宇都●店のほうが近いってことを発見。
でも、荒川沖店の混沌と深度とガテンな空気も捨てがたい魅力。
ところで、あまりにも悲しすぎて記事にできなかったんだが・・・告白します。
じつは一昨日の夜・・・
↑カマキリランプがこんなことにぃぃぃぃぃっっっっ!!!!!
もたつくコードをまとめようと、ちょっと持ち上げた時に、ランプの傘が落ちてしまったのよ~。
ころん・・・と転がって、あ、あ、あ・・って言ってる間に、ぱりぱりんっと割れてしまった。
呆然と、割れたかけらを見下ろして、ややしばらく棒立ちしたよ。
今まで壊さないよう大切に大切に保管してきて、ようやくこのランプにふさわしい場所ができたと思ったその時に、こんなことになるなんて。
ランプとして完全な姿で機能していたのは、たった一日。
まあ、それでも、ブログにupして、その晴れ姿(?)をウェブ上にお披露目できたのが、せめてもの救い(そうか?)。
今は少しだけショックから立ち直り、まぁこれも運命だったのかとあきらめもついてきて、それでもせっかくの素敵な柄のガラスだから、破片の状態でも何かに再生できないかなどと思案中。
はぁ。
あ、そうそう、春一番が吹きましたねぇ。