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2010/12/14

埋蔵キモノ再生化計画 3


 
押し入れ埋蔵物の着物をテキトーに選び出して、名古屋帯を作りましたよ。
一気に4本。
はふーっ。
 
とは言っても、ミシン縫いですからあっと言う間です。
 
 
もともと「これは帯にすると良さそう」と思って手に入れたものもあれば、まったくノープランで買ってしまったもの、・・・安さに釣られて、・・・単なる衝動、・・・あるいは何かの勘違いetc・・・・と、まあ、様々な状況や事情を経て、こうして手元に集まってきた着物類。
 
あらためてその全貌を見ると、まったく脈略ありません。
 
 
でも、その時々の自分の好みや、興味の方向を思い起こすことは出来ますな。
 
たとえばコレ↓。
 

更紗文様にばかり目がいって、やたらと買い集めていた頃のもの。
 
青のほうは、どことなく素朴な手描き風。
黄土色のほうは、緻密な点描。
趣がずいぶん違いますけど、どちらも唐草や鳳凰(?)、インドっぽい植物など、ほとんど同じモチーフが描かれています。
 
どちらもガンバれば着用できるサイズだったので、解かずに保管してあったんですけど、今までもこれからも、やっぱり着物として着る機会はなかろうと思い、解いて洗って帯にリメイク。
 
 
 
 

型染めが好きで好きでたまらなかった頃のもの。
型染め(っぽいもの)と見れば片っぱしから買ってました(-_-;)。
・・・が、今になってみれば、柄がつまんないものばかりなんですよね。
 
コレ、もともとは羽織でした。
ウールなのか木綿なのか、とにかく正絹ではない、モサモサした節糸で織られています。
 
これは、「帯にしたらカワイイな」とか思いながら買った記憶が。
たしか浅草の古着屋で。
 
 
 

これは、おもしろ柄を集めていた(というか、集めたいと思っていた)頃。
どこかの古着屋で衝動買いした小紋。
 
一見すると破れ格子のようですが、よくよくみると、どこかの家のお勝手口みたいな、水屋みたいな場所が描かれてるんですよね。
今になって思えば、茶道に関係する柄なのかもしれませんね。
 
井戸のまわりに手桶が無造作に放置されていたりして、なんだかついさっきまで近所の奥さんたちがたむろして、おしゃべりしてたみたいな雰囲気なんです。
羽織にしようかと思った記憶があるんですけど、もちろんそんなのタダの妄想で終わりましたさ。
でも、このたび、めでたく名古屋帯として生まれ変わりました。
 
さて、作ってみたのはイイけど、ちゃんと使いこなせるんでしょうか?
 
・・・いや、また押し入れの奥に埋没させたりしないよう、ガンバらねば。
 
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2010/12/09

埋蔵キモノ再生化計画 2


 
引き続き、押し入れの発掘作業中。
 
前記事に書いた義祖母の古い大島は、現在仕立て屋さんで見積もってもらっているところです。
ちょうど年末バーゲン中なので、今まで温存していた反物と、「いただき物の紬」の洗い張り&仕立て直しもお願いしました。
「いただき物の紬」というのは、以前モスクワへ行ったときにご一緒した人形作家さんから、「帰りの荷物を減らしたいから」と、ポンッといただいてしまった藤色の無地紬。
もともと同じように誰かからポンッともらった着物だというので、私もついつい気安くもらってきちゃいましたけど、じつはこの人、私がずっと憧れて大尊敬してる作家さん。
なので、私の手元で末永く大切にしようと思ってます。
2年前、藤の季節に着てみました。http://blogs.yahoo.co.jp/fujikoko2000/53192605.html
無理矢理着ちゃってますけど、裄も丈もつんつるてん。
サイズが合わないと、億劫になってどうしても着る機会が少なくなってしまうので、このたび思い切って直すことにしました。
それによく見るとコレ、本結城じゃないかな~と、かすかに思うのです。
 
そんなワケで、「義祖母の着物」「尊敬する人の着物」を、まず優先的に仕立て屋さんに出しました。
 
さて、次です。
 
上の写真は、骨董市やヤフオクで買ったもの。
好きで買ったのに、なかなか上手く着こなせず、「未だ戦いなかば」のまま、いつのまにかひっそりと埋蔵物になってました。
 
真ん中のは、サイズほぼぴったりで、何度か袖は通したんですけど、なんとなくピンとこないもの。
 

←これです。
いろいろ工夫して、着こなす努力はしてますが、どうにも、何かが違うんだよなぁ。
(先述の藤色の無地紬に地色がそっくりなんですが)
 
で、昨夜、布団の中でうつらうつらと考えていて、突然「羽織にしてはどうだ?」とひらめいたのです。
 
←これ、羽織と着物が逆だとしたら・・・どうでしょう?
そのほうが、なんとなくワタクシっぽい感じがするんですが。
 
羽織は、茶系のポリのを持っていて、今はどこに行くにもほとんどソレ。
茶系や黒系の着物が多いので、ソレで間に合ってしまうんですけど、ホントは藍色系の着物にも合う羽織が一枚欲しいなあと思ってたんですよね。

 
 
 
で、ためしに合わせてみると、こんな感じ→
 
手持ちの着物が紬ばっかりなので、羽織くらいは柔らかくてキレイな染めのものを、いつか誂えようと思ってきたんですけど、なかなか出会いがありません。
 
ま、とりあえずは、気楽に着られそうな、こんな羽織があってもいいな。
 
でも、羽織のお仕立てはバーゲンになってないので、ちと悩むところではあります。
が、思い立った時に行動しないと、コレもまた押し入れ埋蔵物として沈殿しちゃうし・・・・うん。
 
 
最初の写真のいちばん手前、茶色地に赤の立涌は、一目ぼれ状態だったのでお直しして着ようと決意したのに、どうガンバっても身丈が出ません。
裄は出せそうなので、これも羽織か・・・それともコートか。
いっぺんに2枚の羽織を仕立てるほどの予算はないので、自力でなんとかしようかな。
・・・・道中着なら、もしかしてもしかすると自分で作っちゃったりできないだろうか?
あれって単純な形に見えるんだけど、じつは複雑なのかなあ。
うーむ。
 
 
こんな感じで、年末押し入れ大整理はまだまだ続くのです。
 
 
2010/12/04

埋蔵キモノ 再生化計画


 
11月の展示会が終わってから、何もせずにボーっと過ごしていましたが、もしかしてコレって「燃えつき症候群」ってやつ?
この程度のことでいちいち燃え尽きていては、先が続かないですな。
 
と、言うワケで(どういうワケじゃ)。
気持ちの良い晴天が続いている間に、少し家の中を整理しようと思ってます。
どうせ年末年始は仕事の〆切りに追われて、大掃除なんてやらないだろうし。
ん?・・・今、ハッと気づきましたが、年明け〆切りの仕事を今やっておけば、お正月はゆっくり過ごせるよね。
・・・あ、いや、それでも、きっと年末の大掃除はやらないな。
 
ま、とにかく。
整理と言っても、清掃とかではなく(←しろよ)、押し入れの中のグチャグチャをなんとかしようかと。
物作りに使う大量の布類が、いくつものコンテナにぐちゃ~~んと詰め込まれて、どちゃ~んと積みあげられている押し入れです。
その中をよくよく精査すれば、まったく無傷の反物や、まだまだ普通に着られる着物なども入っていたりします。
骨董市やネットオークションで買ったものならまだしも、人から譲り受けたものまでこんな状態。
この機会に、着物としてまだ充分に着られるものは押し入れから救い出し、そうでないものは材料としてすぐ使えるように、解いて洗っておこうと思います。
(っていうか、もうずっと前から年に一度程度はこういう宣言してる気がするんですが)
 
で、最初に取り出しましたるは・・・・・泥染大島紬の洗い張り。
写真の右側は、ダンナ叔父の例のゴミ屋敷からの発掘品です。
つまり、義祖母の持ち物。
ゴミ屋敷にあった着物類は、義祖母が生前に自らの手できれいに整頓し、いくつもの行李にきちんと入っていたそうです。
そのほとんどは廃棄処分(号泣)。
戦場のようだった作業の合間に、行李の上のほうに入っていた数枚だけを、ダンナがようやく持ちかえってきたものですが、その当時のことを考えると今でも「惜しい」という気持ち以外に、いろいろな思いがこみ上げます。
が、ま、それは置いといて(-_-)。
 
しみじみと見れば、柄もかわいらしくて、良い大島です。
で、コレ、仕立てなおして私が着ようかと思うのです。
ゴミ屋敷にはいろいろな思いがあっても、義祖母は優しくて善良な人でした。
2度ほどしか会ったことはありませんが、その義祖母の人生に思いを馳せて、これから私が着倒そうかと思ったのでした。
 
が、子供のように小柄な人でしたから、そのまま仕立てなおしても私には全くサイズが足りません。
そこで、大島の男着物を解いたもの(写真の左)と組み合わせてはどうかと。
布地の時代も、こなれ具合も、色合いもピッタリです。
これは以前、材料用としてヤフオクで買ったもので、ほとんど傷みはありませんが、すでに何度か仕立て直されたものらしく、掛け衿は一度裏返した形跡があるし、衿の先は別布が足されていたりもします。
手直しを加えながら、大切に着ていたんでしょうね。
男物ですから、きっと手マメな女房がいたんだな・・・うらやましいです。
 
コレとアレを縦にはいで、太い縞模様みたいな着物にしてもいいし、互い違いにはいで、市松模様にしても楽しいかも。
・・・・・むふふ。
 
押し入れの中からは、未使用の八掛けが何枚か出てきました。
これも戴き物。
結構いろいろな色があります。
さらに掘ってゆくと(^^;、解いた着物から剥がした胴裏も、どんどこ出てきます。
きれいに洗い張りしたのを大量に戴いたこともあるので、それは充分使えますよね。
 
そんなワケで、思い立った時にさっさと仕立てに出しちゃうことにしました。
自力でなんとか・・・とか考えちゃうと、手をつけないまま、また何年も放置しちゃいますからね。
 
衝動にまかせて安キモノを買いあさるのは当分の間(?)自重して、家に眠っているものをどんどん再生して活用しようと思います。
自分が元気なうちに、こういうことを丁寧にやっていけば、この先の残りの人生に充分すぎる数の着物が手に入るということになるはずです。
うん。