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2011/02/25

さくらのキモノ


 
ぬるい雨が降りました。
これはもう、すっかり春の雨。
 
そんなワケで、ワタクシ的な春キモノです。
 
米沢の生紬。
最初は単で仕立てて、着用頻度の高いキモノでしたが、洗い張りしたら大島みたいにつるんとした質感になったんです。
生紬のナマ感はなくなりましたが、体によく添う気持ちいいキモノになりました。
地色のミルクココア色がなぜかなんとなく桜を彷彿させるので、洗って仕立て直す時に、桜もようの襦袢地を裾回しにしたんでした。
 
その残り布で、作り帯。
さらに残ったのを半襟にしました。
 
もう少し残っているはずなので、いつか羽織の裏に使ってみたいんですが、ここ2年ほど行方不明のままです。
自宅の汚部屋の奥の院(魔界)のどこかに埋もれているんだな。
なんとかして探し出したい。
 
これを着て、結城まで行ってきました。
おいしいものたくさん食べてお腹ぱんぱん。
あああ、幸せだ~。
 
 
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2011/02/21

お茶会

 

 
 
お茶会に行ってきました。
「なんちゃって」じゃないんですよ~。
 
車で1時間ほど走って、海風が吹く町へ。
くつろぎながらも、いろいろなことをたくさん勉強させてもらった豊かで贅沢な時間でした。
 
私たちのために、隅々まで心を砕いた清らかな空間と優しい笑顔でもてなしてくださった亭主Hさん。
美味しいお茶と大爆笑で、緊張をほぐしてくれた助手(?)のOさん。
本当に感謝しています。
 

本格的なお茶席にアタフタしつつも、一から十まで優しく丁寧にご指導いただいて、終始楽しく、なんともいえない心地良さと充実感に満たされました。
 
あああ、お茶ってイイなあ。
 
そして、みんなで一緒に笑ったり、話したり、頷きあったりしながら、人が人と出会うということの尊さについて、ぼんやりと考えたりもしました。
 
 
 
←左のお二人は、ご自分で織った結城紬です。

 
こちらは、ご自分で糸取りから染め・織りもすべてなさった大作。→
キハダなどの自然物で染めたという優しい薄黄色。
イイ色でした~。
帯ももちろん自作で、からむしを織りこんだもの。
 
もう私、なめちゃいそうな勢いで見入ってますよ。

 
 
 
 
Oさん、ずっと動き詰めだったので、お太鼓が曲がっちゃってますね。お疲れ様でした。
 
 
 
オマケ画像
なんだか気分が盛り上がったんだな。
調子にのってフラフープに挑戦する私。
 
着物でフラフープ・・・・・無理だということを知りましたデス(-_-)
 
 
 
2011/02/20

着物ジャックされた?真壁


先日と同じ柿渋紬。
半襟、帯揚げも同じですが、帯は小紋からリメイクした名古屋。
帯締めをコゲ茶にしました。
帰宅後に撮ったんですが、時間がたつとどうしても右胸がシワになって、衿も右だけがズレちゃいます。
内側の処理がヘタなんですね。
 
本日、唐突に思いついて真壁に行ってきたんです。
雛祭り真っ最中。
すっごい賑わいです。
 
で、ツイッターで「着物ジャックin真壁」の告知をチラリと見たので、どんな感じかな?と。
あわよくば、私もまぎれ込んで一緒に着物で練り歩こうかと。
しかし、駐車場を探してる間に集合時間が過ぎてしまったので、一人でとぼとぼ散策。
 

真壁に残る伝統人形浄瑠璃・白井座の上演もあると聞いていたので、そちらを鑑賞。
一度観てみたかったんですよね。
 
古い酒造屋さんの奥がステージです。
太夫も三味線も一座の自前。
なかなか本格的です。
 
途中、精米機の轟音が鳴り響いたりもしてましたが、ストーリーに引きこまれて、かなり真剣に観入ってしまいました。
 

 
演目は、「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」(だったと思う)。
 
親を尋ねて辛い旅を続ける娘が健気です(T_T)
 
 
 
 
 
 
 
 

 
浄瑠璃が終わって外へ出ると・・・おお!着物姿が多いゾ。
 
もしや着物ジャック参加者か?
・・・と気になって、着物姿のご婦人に話しかけてみました。
すると、近隣の町から着物愛好会のようなグループで来ているとのこと。
どうやら今日はたまたまそんなグループが重なって、着物密度が上がっていたらしい真壁なんでありました。
 
ツイッターで呼びかけていた着物ジャックの人たちもどこかにまぎれていたんでしょうけど、そうでなくても、すでに着物度は高い真壁です。
それと、年々男性の着物姿も多くなってる気がします。
それに、おしゃれで凝った着こなしが多いのも見どころ。
 
ちなみにワタクシ、今日だけで3回「若いですね」と言われました。
・・・これ、喜んでいいのか?
一瞬嬉しいんですけど、よく考えたら、いったい何歳を基準にして・・・っていうか、私って何歳くらいだと思われてるんだろ?
ま、どうでもいいんだけどサ。
 
2011/02/19

お雛様のキモノ・・・再生化?


 
毎年この時期に登場するお雛様の着物。
・・・と言っても、去年は着そびれてるな。
 
月曜日にお茶会へ行くことになったので、やはり「たれもの」が良かろうと思い、そう言えば・・・と、コレを引っ張り出してみました。
 

小紋はほとんど着ることがないので毎回帯合わせに悩むし、私には幼すぎる柄だし、いっそのこと解いて、帯に作り替えたほうが出番が増えそうです。
なので、毎年これに袖を通すたび、「今年で最後かなあ」と思っていたんでした。
 
それでも、なかなか解く気になれないまま、今年もまた雛祭りの季節。
 
←今回考えてみたのは、こんな組み合わせ。
と言っても、大抵いつもこの帯です。
・・・ちょっと可愛らしすぎますかね。
着物の中に使われている色から引っ張ると、どうしてもこうなってしまいます。
 
ところが、久しぶりに見てみると、裏地が縮んだのか、縫い糸が縮んだのか、とにかく表地の裾から脇のあたりがブハブハふわふわ(←わかる?)になってます。
 
で、今まであまり深く考えずに無理矢理着ていたんですけど、あらためて計ってみると、裄64cm、袖丈51cm。
いつも着ている襦袢の裄は66cm、袖丈は49cmなので、襦袢の袖が完全に飛び出していたんですよね。
そういうことあまり気にしなかった・・・というより、よくわかってなかったんでしょうね。
 
身丈はなんとかなっているので、袖だけ直して今年も着ようかなぁ。
・・・と、そう思った時には、もう袖をはずしてしまってました。(なんだこの瞬発力)
 
・・・でも、はたと動きがとまる。
 
そんなことするより、もうあきらめて、いよいよ別のモノに再生させようかなぁ。
帯でもイイけど、羽織にしても面白そうです。
 
そんなことツラツラ考えながらも、やっぱり・・・なんだか惜しい気がするんですよねぇ。
 
だってお雛様ですよ、お雛様。
 
可愛らしすぎるとか、若すぎるとか言ってますけど、七五三みたいな着物ではありません。
お雛様なんかが描かれてるくせに、この歳でも頑張れば着られないことはないのです。
そんな着物、そうそうないんじゃないでしょうか。
型染めに手挿し彩色なところも好き。
帯や羽織にしたほうが活用できるでしょうけど、着物だからこそ愉快なのかもしれません。
たとえこの先も毎回帯合わせに悩むことになるとしても・・・。
 

今は薄ピンク色の裏地がついてますけど、コレをもうすこし地味な色に付け替えれば、もっとオトナなイメージになるかも。
      たとえば、こんな感じ↓

 
 
 
 
 
 
 
 
 
柄がコドモコドモしてるワケじゃないし、全体の雰囲気が派手なワケではないので、裏の色さえ替えれば、もっと歳を取ってもツラ~っとした顔で着ちゃえそうな気がします。
 
こうして、衝動的に袖をはずしたところで迷いが生じ、動きも思考も止まったまま、あっさり夕方を迎えてしまいました。
 
袖さえはずさなければ、サイズ小さめでも強引に着られたのにぃ~(今までは着てたんだからサ)。
 
瞬間的に芽生えた「お直し」の気合いも春の雪のごとくのはかなさで消滅してしまったので、お茶会には別の着物を考えなくてはいけません。
 

とりあえず、他の持ち球はコレ→
 
ポリですけど。
 
他に「たれもの」といったら、ポリしか持ってないんです。
それとも、ポリを着るくらいなら、紬でも正絹のほうがいいんでしょうか。
 
着物は大好きでも、お遊び着物しか持ってないので、こういうときホントに困ります。
帯締めも平組みのは持ってません。
 
あと一日の猶予があるので、もうしばらく悩んでみるか・・・。
 
 
 
2011/02/17

柿渋紬


 
早起きして、キモノで出かけました。
この写真を撮った直後に、ネコに飛びつかれましたさ(汗。
 
キモノは、柿渋で染めた糸で織られた紬。
どんな帯にも合いそうですが、いざとなると迷います。
渋くしすぎるととっつぁん臭くなるので要注意。
あまり色を散らかさず、モノトーンの型染め帯。
半襟・帯揚げ・帯締めを同系色でまとめました。
なんとなく秋っぽい雰囲気です。
これに、柿色の鼻緒がついたカラス表の下駄を履いて行きました。
 
昨日よりは気温は高いものの、やっぱりまだコートは必要。
脱いだり着たりを繰り返すのが面倒でした。
 
 
2011/02/02

キモノなレトロビル


 
キモノで出かけてました。
 
さて、これを見て「あっ!」と思ったアナタ。
そうです。
 
そうして、「えっ?」と思ったアナタ。
そうなんです。
じつは、考えていたのとは逆の布合わせになってしまいました。
柄のある布(衿にちらりと入ってる)のほうをメインにするつもりだったんですが、私の指示が不明確だったために、はぎ用に送った別布のほうがメインになってしまいました。
この、はぎ用のつもりで送ったのは男物のアンサンブル。
こちらのほうが布が充分にあるんですから、普通に考えれば、これをメインにすると思いますよね、たしかに。
仕立て屋さんにとっては、義祖母の形見だろうと、数千円程度の古着であろうと、言われなければ違いはわかりませんよね。
つくづく、指示はしっかり!しつこいくらい明確に!を肝に銘じた一件でした。
 
ま、どちらも大島なので、軽くてしなやかで、着心地はとても良いです。
 
帯は、小紋の着物を解いてリメイクしたもの。
せっかくですから、帯も義祖母のものを締めようと思ったんですが、細くて短すぎるのであきらめました。
 
 

友人の個展を見に行ったんでした。
←篆刻(てんこく)家なのです。
 
篆刻と言えば、書道をやって人くらいにしか用事のないものかと思っていた無学な私ですが、彼女の作品世界はそんな私の目からウロコをごっそりそぎ落としてくれました。
奥深くて、新鮮で、面白くて、そしてハイセンス。
ひとつの「文字」から広がる無限の世界をたっぷり見せてくれます。
 
センセイは、毎日キモノで在廊してます。
今日は、やわらかい枯れ草と卵色との中間のような、微妙な色の真綿紬に、型染めの帯。
小物も橙に似た、明るくて優しい色でした。
なにかカワイイ名前がありそうなんだけどなあ。
ああ、日本の色の名前をもっと知りたい。
 
 
 
 

 
場所は、ここだけタイムスリップしちゃったようなレトロなビル。
 
このギャラリーと同じ階には、アンティーク着物のお店もありました。
他にも、小さなギャラリーやショップや事務所が入っています。
映画の舞台になりそうな雰囲気でした。
1階のアンティーク雑貨屋さんは、パリの蚤の市で見たお店みたい。
 
銀座にもまだこんな建物が残ってたんですねえ。
面白かったです。