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2011/10/24

源氏香 初体験


 
前々から興味は持っていたんですが、本日「香席」というものを体験させていただく機会を得ました。
 
何もかも初めて見るものばかり。
お香の原料となる「香木」の説明、小さく精緻なお道具の数々、それを扱う所作のひとつひとつに至るまで、いちいち新鮮でワクワクしました。
 
特に面白かったのは、香木のお話。
白檀(びゃくだん)」は良く知られていますが、インド産の他にオーストラリア産、アフリカ産のものなどがあり、それぞれに香りが違います。
それと、たまに耳にする「沈香(ぢんこう)」というものは、ジンチョウゲ科の樹木から採れるものだそうですが、健康に育った木にはほとんど香りはなく、外傷や虫喰いなどで変形した部分に樹脂が分泌され、長い年月をかけて沈着、熟成して、芳香を放つようになるそうです。
ようするに、沈香って「虫コブ」だったんですね!
これぞ生命の不思議と歳月が作りだす奇跡!
 
 
気軽な体験席ですから、着物も気軽に。
無地紬に染め帯に、色半襟をつけていきました。
 
 

一緒に本日の香席を体験する人たち。
みなさん、茶道をたしなまれている方々のようでした。
 
 
 
 

 
 
場所は、結城紬の老舗問屋の離れのお座敷。
明治40年創業で、敷地内の建物の大部分が県の重要文化財に指定されています。
 
何度か来たことのある、染めや織りの体験をできるコーナー。
この香席に誘ってくれたA子氏は、ドット柄の大島をお召しです。
 
 

 
 
インドネシア(だった?)の手描き更紗の古布の帯。
 
少し褪めた色合いが優しげで、薄くてやわらかそうな帯です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
さて、香席ですが、ざっくり言ってしまえば、ランダムに選ばれたお香を5回きいて(嗅ぐことを「きく」という)、どれとどれが同じ香りか?あるいは違う香りか?をあててゆく、すなわちクイズゲームなのでした。
 
小さな紙に筆で5本の縦線を描き、同じ香りだと思ったものをつなげてゆきます。
そうすると、このような図形が完成します→
 
それぞれの図形に、源氏物語の巻の名前がついています。
これが、着物の柄の意匠にもよく使われるものなんですね。
 

 
それぞれの回答用紙(?)を回収し、書記係が1枚の紙に書き写します。
 
答え合わせのあと、正解者の下には「玉」の文字が書かれます。
正解の確率は54分の1です。
今回は、1番目と2番目の香が同じもの、3番目、4番目、5番目は別々の香でした。
 
     つまり↓こうなるのが正解。「空蝉」です。

 
 
 
 
 
ちなみに私はまったくの不正解。
 
なんとなく1番目と2番目が同じ香りのようにも感じたんですが、「そんなはずはない」という先入観が働いてしまいました(^^;。
5つの香は全くランダムに選ばれ、結果は最後まで誰にもわからないものなので、深読みはせず真っ白な心で臨むということが大切なんですな。
 
 
 

 
香席には全く敗北しましたが(笑)、ドヤ顔のワタクシです。
 
 
しかし、この後に行った場所で、着物がシワくちゃなのを指摘されて、大変恥ずかしい思いをしました(*-_-;。
もっと保管をきちんとしなければいけませんなぁ、トホホ。
 
 
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