埋蔵キモノ再生化計画2012 留袖編
留袖を解いてみました。
良い仕立てだなあと、素人ながらに思いましたです。
きっと留袖などの礼装は、腕のよい人が縫うんでしょうね。
最高の技術で丁寧に作られたものを、ド素人の汚人が汚部屋で汚雑にバリバリ解いてしまうワケですがな。
嫁入り道具として強引に持たされたものなので値段は知りませんが、田舎の呉服店での末端価格ですから当時でも相当高かったんではないかと想像できます。
その値段を想像して今までビビってたんですが、こんなふうに解体されてしまうと一気に腹がすわりました。
さあ、がんがんザクザクいきますぜ。
下前おくみには、作者の落款も。
ただし、前部分は縫い込みが多いので、縫い目で隠れてしまう部分には絵がありません。
でも、背中心側はギリギリまで描かれてます。

柄のきれいな部分をつぎはぎして、まずは帯を1本作ってみようと思ってるんです。
柄の幅が多い左後ろの部分と、柄の少ない下前部分をこんなふうに継ぎ合わせて・・・・
どうしても両端に絵のない部分が出てしまいますが、それはご愛敬ってことで。
こうなってしまえば、どうせ遊び着に締める帯にしかなりませんから、どうだっていいのです。
こんなふうに、あれこれ考えていると、だんだんワクワクしてきました。
ここまできたら一気に作業したいところですが、ちょっと急ぎの仕事があるので、いったん休戦です。
・・・とか言いつつ、こんなの描いて遊んでます。
のりしお柄の留袖。
こういうのあったら、たとえ一生着る機会がなくても買っちゃうかもな(笑)。
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