キモノな秋晴れ
久しぶりに晴れた日。
キモノを着るのに最適な天気です。
真壁紬と呼んでいるキモノ。
真壁町で織られた紬という意味ではなくて、真壁のとあるお店で、店主のお母様の持ち物だったのを譲っていただいたもの。
もう解いて雑巾にでもしようかという勢いで、ほこりまみれで放置されていたんでした。
洗い張りして仕立て直したら、ふんわりとやわらかくい着心地になりましたよ。
相変わらず付けっぱなしの半襟は、先日古着屋で材料用に買った紬のかけ衿の部分。
紬地の半襟、肌に当たるとほんのり温かくて、ちょっとクセになりそうです。
今日は衿をゆったり着てみました。
で、帯は角だし。
前で結んで研究したので、だんだん構造がわかってきました。
やり方は間違っていないと思いますが、もうすこしふっくらしててもイイのかも。
なぜかタレの端っこが跳ね上がってますね。
茶色に蝶の足袋っくす。
合うのかどうかわかりませんが、やっぱり白足袋の気分ではなかったので。
下駄はカラス表。
こうしてみると、ちょっとクドい足元です。
本日出会ったキモノ姿。
左はK子さん。
40年前に仕立てたものだそうですが、明るい笑顔によくお似合いです。
黒地に小菊の刺繍半襟がカッコ良かった~。
右は、お若い和裁師さん。
譲り受けた結城の反物を、ご自分で仕立てたそうです。
シブい色を、若々しく着こなしていました。
アップで撮るのを忘れましたが、深い松葉色(常盤色?) に細い立て涌が織りだされていました。
かわいい~!
K子さんの履物。
紅型の着物を仕立てた時に、余り布で作ってもらったものだそうです。
普段着の紬に、こんな草履で足元を明るくするのは楽しいですね。
私も下駄以外のものがほしくなってしまいました。
キモノ姿、もういっちょ。
夕方の帰宅後。
お茶のお稽古の帰りだというA子さんが寄ってくれました。
相変わらずのカッコよさ。
紫を含んだこげ茶色に細縞のキモノ。
古い結城を仕立て直したもの。
帯は古渡更紗。
古いインド綿は、ざっくりしてるのに、しっとりとしたツヤがあるんでした。
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