森の中
先日キツネの民話朗読会をやっていたギャラリーへ、今日は店番をしに行きました。
今もまだキツネをテーマにした展示会を開催中なので、キツネっぽい何かを身に着けていこうとあれこれ考えました。
北海道の原野で生まれた私にとってのキツネといえば、「お稲荷さま」の神聖(あるいは呪術的)なものより、やっぱり森の中に住んでいる野生動物としてのキツネです。
なので、ほんのりキツネ色(山吹色~芥子色)の戸屋紬に、鹿っぽい生き物の帯。
キツネそのものは描かれてないけど、鹿が出てくるような場所にはきっとキツネも生息しているのです。
それにしても、このごろ自分用に仕立てた着物がみんな着づらく感じるようになりました。
身幅を広めに仕立てているせいなのか?と気が付いて、次回からは少し狭くしてもらおうかと思ってます。
けっして痩せたワケではないんですけど、中古で買った小さ目の着物のほうが着付けやすいと感じることがあるんですよね。
それと、ほんの少しだけ裾すぼまりにするという仕立て方もあるそうなので、試してみたいです。
骨盤が横に張り出しているので、そこに合わせると裾がズドーンと広がってしまうし、むりやり裾すぼまりになるように着ようとするとどうしても下前を上げすぎてしまうのです。
小泉尚子さんの磁器の帯留。
森の木の実や動物たちが線描で彫り込まれています。
もしやここにキツネが?と期待してましたが、何度見てもキツネはいませんでした。
けど、野ウサギや野ネズミがいるので、ここに切り取られた景色の外には、必ずキツネがいるはずです。
というワケで本日のテーマは、キツネ。
だれが何と言おうとキツネ。
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