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2015/09/29

単の季節 本番



もう9月も終わろうとしていますが、ワタクシ的には今がようやく単の季節。
爽やかな天気が続いているうちに、せっせと着ています。



本日のキモノ。

竹間道の薄手の単紬。
「芭蕉結城」とかいうナゾの証紙がついてたもの。
デットストックだったのかな、新古品の正絹反物なのに1000円。
いろいろとナゾが多いキモノですが、気に入って着ています。

雲ひとつない晴天で、陽射しにあたると汗ばみます。
日中の外出なら夏モノでもいいくらいでしたが、湿度が低いので日陰に入るとひんやり。
こういう日に重宝する紬です。
夏の名残りの紗帯を締めました。
野ブドウの実の色にあわせた帯締め。
絽ちりめんの半襟。












昨日のキモノ。

遠州木綿「山路」に、生紬の柿渋染め帯。

友達と一緒にブドウを買いに行ったので、ブドウの絵が描かれている帯にしてみた。

今年はシャインマスカットにハマって、中毒のように食べ続けています。











気持ちいいブドウ棚の下に直売所が作られています。

なにかの催眠術にでもかかったかのように、つい大量買いしてしまう、みごとな演出(^^;。

たしか先日も、沖縄から来た人がここでブドウ大量買いしてたっけなあ。
かーいー人。












これは先週。
夜の会食のドレスコードが、急きょキモノになった日。

あわてて引っ張り出した単。
越後十字絣。
棚の一番上にあったのがコレだった。

帯は柿の色みたいな無地の紬八寸。
骨董市で買ったもの。














その夜の集合写真。

この写真、私だけ壁の手前に立ってしまったので、ひとりだけ縮尺が違っているみたいに写っています。
合成写真のようでもありますね。








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2015/09/21

着たいから着るのダ



晴れ日が続いています。
昨日と変わりない晴れで、気温もほぼ同じ。
けれど、昨日よりほんの少し、季節が進んでいるのを感じます。

日々刻々と秋が深まってゆくこの時期。
毎年そうですが、なんだか落ち着かないんですよね。
するべきことはたくさんあって忙しいはずなのに、何をしていても、なぜか「何かしなくちゃ」と思ってしまう。
なんだろうこれ。

そういう時は、とにかくキモノを着る。
「何かしなくちゃ」の「何か」は、たいていの場合キモノなんですよね。
真夏のキモノを着そびれているのも心残りですが、単の季節にキモノが着られないのはもっと悲しい。



そんなワケで、ちょっとした用事に、強引に着ていく。

どうしても着にくいので、解いて他のものにリメイクしようかと思っているキモノ。
綿麻のプレタ、ミシン仕立て。
自分で直そうかなあと思いつつ、直して着るほどの値段でもなかったので、いまだに手をつけないまま。

この縞は好きなんです。
つい先日も、これとまったく同じ縞模様の布団カバーを買いました。
リネン100%でしたが、このキモノの生地に質感も厚みもそっくり。
その布団で毎日寝ているんだから、同じ布のキモノなんか着る必要はない気がする。
それとも、そんなに好きならもっと大事に着るべきなのか?
わかんないけど、とにかくこのキモノは着難い。

小千谷縮の半襟がつけっぱなしになった半襦袢があったので、着ました。
まだまだ日中は汗ばみます。

帯はリンゴみたいなダルマみたいなざっくり織りの紬八寸。



帯留は真鍮のヤギ。


出先では、やっぱり「どうしてキモノなんですか?」と聞かれました。
いつもなら、面倒くさいので話を長引かせないように「まぁちょっと用事があって・・・」とか、「仕事関係の打ち合わせがあって」とか、適当に応えるんですが、今日はなぜだか「着たくなったので着てきました」と言ってみたんです。
「そういう気分になる時があるんですよ」と。

すると、その場の話題が急に、町中で時々見かける変わった服装の人の話になり、真夏でも真っ赤なコートを着ているおばあさんとか、下着を見せながら歩いてる人とか、正視していいのか迷うような服の人とか・・・
要するに、その場にいた人たちにとって、突然キモノで現れるような人は、「見てもいいのか迷う人」ってことなんですね。

いつまでもその話題で盛り上がり続けているので、なんとなくいたたまれなくなってきて、「ちょっと買い物があるのでこの辺で」と早めに退散ようとしたら、「そのカッコでスーパーとかにも行くんですか?」と、ダメ押しの一言。

ええ、もちろんです。
このカッコで、買い物も行くし、ゴハンも食べるし、テレビも見るし、電車も乗るし、ゴミ出しもするし、不在者投票もするし、ガソリンも入れるし、トイレも行くですよ。

頭にきたので、ホントはそんな予定はなかったけど、意地になってスーパーで牛乳買って帰りました。

2015/09/20

涼し縞に柿渋 久しぶりすぎて波乱



はぁ。
ようやくキモノ。
いつ以来着ていないのかと思ったら、ちょうど二か月ぶりでした。

季節は秋ですが、今日は久しぶりに蒸し暑くて、襦袢は夏用。
せっかく小千谷縮の半襟をつけてあったのに、盛夏にはぜんぜん着ないまま、茄子の模様の色半襟につけかえ
ました。

ところで、久しぶりに帯揚げを入れてあるカゴを引っ張り出してみたところ、何やら見慣れないモノが上に載ってました。
グレーのような緑のようなピンクのような奇妙な色と形と質感の物体。
表面にはうっすら白いが生えています。

・・・・すみません、イヤな予感がするでしょ?
イヤな人は、下の数行を飛ばして読んでね。


よーく見ると、それは・・・ネコのゲ○でした。


夜中にゲーってやってる音は、寝ながら何度か聞いた覚えがあるんです。
ありゃりゃ~と思いながらも眠さに負けて放置してしまい、翌朝探してみるものの、見つからない。
いや、見つけて処理できたこともあるんですが、どうしても見つからないこともありました。
そんな時は、私が寝ぼけてたのかな?とか、ネコが自分で食べちゃったのかな?なんて思ったりして、自分を納得させてました。

でも、本当はあったんです。
私が見つけられなかっただけで。

四角いプラスチックのカゴに、書籍収納のような恰好で、帯揚げを小さく畳んで、織り目の一筋だけが見えるように縦に詰め込んでぎゅうぎゅうにしてあったんですが、その上に、それは、まるで横たわる小動物の死骸のような形で、固まってこびりついていました。
白い毛は、カビです。
その物体は、帯揚げ6枚にもまたがっていましたよ。

めまいがして、数秒間記憶を失いました。

もうカゴごと投げ捨てたい衝動も起きましたが、ぐっとこらえて、毛の生えた汚物を取り除き、汚れた帯揚げを洗いましたよ。
よりにもよって、気に入っていたものばかりだったんですもん。

幸い、液状のゲ○ではなくて、喉に引っかかってリバースしたらしい固形物だったので、ポロリと取れました。
そのあと中性洗剤で、私にしてはめずらしく、ちゃんと手洗いしました。
まあ、帯揚げなんて、放っておくと何年も・・・というか永遠に洗わずにいそうなモノなので、こんな機会にすっきりできて、むしろ良かったんです。
見た目はちゃんとキレイになりました。
もちろん、あのおぞましい物体がくっついていたという事実は消えないし、菌とかは残っているのかもしれませんが。

それにしても、そんな状態のまま全く気が付かずにいたなんて、どんだけキモノ着てないんだよ。
毛まで生えるなんて。

・・・・っていうか、ほぼ枕元に近いところにそんなモノが残され、静かに腐敗を進行させていたというのに、知らずに毎日寝ていたんです。

ぎゃーーーーーぁ。



さ、気を取り直して。
残暑の秋に重宝する薄手の遠州木綿。
自作のなんちゃって和裁ながら、奇跡的に着やすいのです。
着るものに迷ったり、急いでいるときなどには、ついコレに手が伸びます。

帯は、初おろしの、柿渋染めの手織り木綿。
糸も一部は手紡ぎだそう。
趣味で織っている人の作品なので、お安くしていただきました^^

濃い柿渋液で染めたらしく、バリバリしてます。
本来ならもうすこし水洗いしても良かったんじゃないかと思いますが、このバリバリ感が麻か生紬みたいな質感で、これはこれで嫌いではない。
何度も締めているうちに、どんどん柔らかくなっていきそうです。
潔く無地なのも気に入りました。



ところで、今日はもうひとつ事件がありました。

まさに、この写真を撮っている最中、家の外でなにやら騒ぎが・・・・

ゴゴン!と、大きな音がしたので窓の外を見てみると、玄関先に停めてある私の車に、軽トラが突き刺さっていたんです。

びっくりして飛び出していくと、隣の畑のオジサンが、畑仕事を終えて帰ろうとトラックをバッグさせているときに、勢いあまってウチの前まで来てしまい、私の車にぶつかってしまったんでした。
オジサンの軽トラはエンジンの調子が悪いみたいで、いつも思い切りアクセルをふかさないと動かないのです。
常々大丈夫かなあとは思っていたんですが、まさかこんなとばっちりを受けることになるとは(T_T)。

幸い、人は無事。
軽トラはお尻が少しへこんでいて、ウチの車のほうはライトにすこしヒビが入りましたが、お互い走行に支障はないので、不問に付すことに。
どうせボロ車だし、そもそもバンパーがはずれかけたまま1年近く放置してるくらいですから、ライトのヒビくらいでいまさらガタガタ言ったりはしません。
それに、このあと出かけなければならなかったので、さっさと事態を収拾したかったのです。

ああ、それにしても、久しぶりすぎるキモノのせいで、何か負のエネルギーが働いたんでしょうか・・・・

たまたま通りがかったご近所の人もこの事故を目撃していて、そのついでに私のキモノ姿まで目撃されてしまい、なんとなく気恥ずかしい思いをしました。