伊那紬
雑木で染められた伊那紬。
持ってる着物でいちばん好き。
なのに、うっかり「袋」にしちゃったんですよねぇ。
丸洗いしてプレスしてもらって、いくらかマシになったと思っていましたが、今日出してみるとやっぱり袋は袋。
着てしまうとあまり気になりませんが、裾の落ち着きは悪いです。
以前みなさんに修正の仕方をいろいろ教わりましたが、どうも、自力でやる自信がありません。
もう20年近く着ていて、着用頻度も高いことだし、やっぱり思い切って洗い張りして、仕立て直そうと思います。
八掛も、あらためて見るとギョッとするくらい汚れてますよ(-_-;。
リサイクルで買った着物なら多少の汚れなど気にせず着ちゃってますが、自分自身が長年かけて溜めてきた汚れだと思うと、なぜか「うげっ」と思っちゃうんですよね。
汚れにリアル感があるからなのか、不潔な自分を羞恥するのか。
それにしても、リサイクル着物や人から譲り受けたものなら、自分サイズに仕立て直すために洗い張りしたことはありますが、自分で買って自分で着続けたものでは、まだありません。
なんだか、ちょっとだけ誇らしい気分です。
いっぱしの着物生活者になったようで。
自分の汚れが恥ずかしいくせに、洗い張りに出するほどたくさん着ていることは誇らしい・・・不思議なものですね。
ん?・・・ああ、そういえば以前一枚だけ、しかもぜんぜん洗い張りする必要のなかったものを、よくわからないままやってしまったことがありましたっけ。
で、生紬だったのが、つるつるの普通の紬に変身してしまったんでした。
さて、洗い張り後の伊那紬、どんな質感になるのかな。
楽しみなような、不安なような・・・。
とはいえ、まゆさんの洗い張り付きのお得セールまで待つことになると思います。
梅が咲き始めてずいぶん経ちますが、ようやく梅の帯留の登場です。
以前ヤフオクで樹脂粘土の手作り帯留ばかりを出品していた人の作品。
大好きだったのに、いつのまにか見かけなくなりましたね。
今はもう作ってないのかなあ。
こういう季節限定品を毎年買い続けたかったのに。
ほんと、もうこの細かさと言ったら・・・梅のツボミ、最少のは芥子粒よりも小さいですよ。
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