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2018/01/28

冬木綿




えらい寒いんです。
着物はできるだけ簡単に、そして雑に着る方針のワタクシですが、今日はめずらしく下着がっちり着てますよ。
おかげで内部がモコモコしすぎて衿が沿いません。



ま、緊張する外出じゃないので、わりとどうでもいいんです。

着物はブルーグレーにピンク縞の木綿。
出羽木綿だと思ってましたが、どうやら羽州綿紬だったようです。
同じ山形県が産地ですが、出羽木綿に比べて綿紬は糸が細くて織り目が密で、しなやかな織り上がりだそうです。
出羽木綿はこげ茶の縞を一枚持ってますが、たしかにあれに比べると若干薄いように思えます。
出羽木綿のほうが分厚くてザックリしてますね。
でもどちらも東北のものですから、寒い時期に向いてます。

帯は、ここの地元で育った綿から紡いで織られたもの。
染めた柿渋も、たしか地元の柿から抽出したものです。


今日はこの帯を作った人たちも出品している展示会へ行ってました。
手紡ぎ手織り木綿と、木工の展示会。
今日の帯留は、その木工作家さんの作品です(黒柿)。

工芸の作家さんが身近にたくさんいて、その人たちの作品を本人から直接売ってもらい、それを気軽に身に付けることができる。
つくづく、いい環境に暮らしているなあと思います。
ちなみに、この着物は地元の和裁師さんに縫ってもらいました。
その人のパートナーはいつもDM作りなどでお世話になるデザイナーさんです。








足元は、隣町在住のウッドバーニング作家さんに絵を描いてもらった下駄、帯の余り布で作った鼻緒。
持っている巾着も、今回の展示会に参加している人の、手紡ぎ木綿を縦糸にした裂き織り。
と、今日のアイテムはかなり地産地消率が高いんでした。
ああ、楽しいなあ。



近場なので、ポンチョ型のショートコートを着ていきました。
車移動なのでなんとかなってますが、これでは寒すぎて今日みたいな日は街歩きできません。
それとも、絹の袷着物ならもっと温かいかなあ。
それでも今日は手織り木綿の展示会なので、木綿を着ていきたかったのです。
まぁ作家本人は着物にはそれほど興味ないので、これを着ていって喜んでくれたなどということはぜんぜんないんですが。
自己満足なのでいいんです。

でもね、こういう人がイイお客さんになるんですよ。
着物好きのことをあなどってはいけません。



そう、反物買ってしまいましたよ。
ひゃは。
とうとう着物まで地産地消を達成です。

木綿織りグループを主宰しているMさんが初めて負った着尺です。
これまで織り上げた布はバッグやストールなどの小物に仕立てていたので、せいぜい5m程度。
わざわざ着物の着尺分の長さを織ったことはなかったそうです。
「着物なんて着る人いないもん」という理由。

ばっかもーん!
と、叫びたいが、叫ぶかわりに、買いました。



縦糸には今まで染め上げてきた糸の残りをありったけ使い、横糸は茶綿です。

「もう何で染めたか忘れちゃった」そうですが、ヨモギとか柿渋とかその他いろいろ、すべて身近にある自然からもらった色。
そこに茶綿の糸が渡って、全体をやさしいセピア色で包み込んでいます。
もう、申し分のない出来栄えです。
「地味じゃない?」と心配してましたが、まったくそんなことはありません。
もう、ど真ん中の私好みです。

ただ問題は、ここまで徹底的に手紡ぎ手織りを貫いた木綿を着るのも、手にするのも本当に初めての体験なので、着心地がどうなのか?仕立てはどうするのか?水通しは?地直しは?とか、いろいろわからない点が多いこと。

着物になるまでには長い道のりがありそうですが、適度に厚いのに軽くて、ふんわりやわらかな触り心地、茶綿特有のサックリした感じもあって、反物を何度も抱きしめて心を躍らせてます。

ああ、早く着てみたい。

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2018/01/10

虫食い



隣町の美術館へ。



久しぶりに着る染め分け紬に、これも久しぶりの振袖を柿渋で染めて帯にリメイクしたもの。
美術館の前に、フレンチレストランでランチの予定だったので、すこしオシャレにしてみたかったんでしたが、いいんだか悪いんだかわからない組み合わせになりました。

振袖帯は、アンティーク感を出したくて柿渋で染めてみましたが、ただの薄汚れにしか見えず・・・。
地色のきれいな紫色までくすんでしまったので、なんだか合わせるものに苦労する帯になってしまいました。

気温が低かったので、今日は裾よけを二枚重ねにしています。
自作した木綿の裾避けと、ポリの裾避け。
そのかわりハイソックス足袋は無し。
なかなか暖かかったですが、一度トイレにいったら、その後はずっと裾がモゾモゾしてました。
























帯留は黒柿の虫食い。
サイズは大きめですが、裏のヒモ通しの処理が上手で、帯に隙間なくヒタッとくっつくのが気に入りました。
帯締めは正絹の真田ヒモ。












下駄は、先日結城で買った黄色。












2018/01/07

だるま



空気は冷たいけどいい天気。
気分が盛り上がってるうちに、せっせとキモノ着ます。



格子柄の紬、型染め帯、ヨモギで染めた帯揚げ、自作のダルマ帯留。

帯は「たのきも」で売れ残ったものを自分用におろしました。
水色の地色がきいれいだし、柄も帯向きだなあと思って作ったんですけど、売れ残ったんですよねぇ。
もともとは着物だったもので、生地は型染めの名古屋帯によく使われるざらりとした手触りの厚手の紬(?)。
着物として着るには厚くて固すぎるんじゃないかと思いますが、柄はカワイイのです。

けど、もしかすると水色の帯って、コーディネートが難しいのかも。
生成り色かピンク系の着物と合わせようと思ってましたが、実際合わせてみると、ぼやける感じです。
結局いつもの濃い地の着物。
格子の中に水色っぽいブルーが入っているので合わせてみました。

そういえば薄青は苦手分野だったんでした。
が、藍色の木綿着物とかなら合わせやすいのかもしれません。

いつにも増して尻が大きいですが、うそつき襦袢の裾が今日は一層モタモタしてて、余った部分を無理やり脇によせたら下半身の横幅がひろがってしまいました。
ま、羽織を着るのでイイんです。
















羽織。





















ダルマ。


うろおぼえで作ったので、いろいろアヤシイ。
でもじつは気に入っていて、たびたび登場する。












タンポポ色の柄足袋。

羽織の上は毛糸のショール。


大きな展示ホールで開催されている友達の展示会を見に行ってきました。
じっくり見入ってしまい、閉館までいたので、他に計画していた予定はぜんぜんこなせずに帰ってきました。

そろそろ私も正月気分から脱して、作業をはじめないといけません。
2018/01/05

キモノ始動




あけましておめでとうございます。




初詣は済ませましたが、キモノは着なかったので本日が初キモノ。
新しいものはありませんが、気持ちがあらたまって良いものですね。
半襟を付け替えて、帯はいつも正月に出番が多い京紅型を引っ張り出しました。
キモノは通称「いちおう久米島」。
どことなく古臭い雰囲気の組み合わせになりました。
この着物はどう着ても、なんだか「祖母のおさがり」な感じになります。
しかし、そういうのも嫌いじゃない。
というか、むしろ好き。

自作のうそつき襦袢の衿が着物に添わなくてイヤだったんですけど、衿の高さをほんの2mmほど縮めて、繰り越しを3cm下げたら、ぴったり添うようになりました。
やったー。
裾が長すぎて尻がモコモコするのは直してないのですが、寒い日には腰回りが温かくて助かります。


今日はキモノ友達と一緒に、ご近所の陶芸家のお宅の初窯にお邪魔してきました。
お菓子とお抹茶をいただきながら、窯から出てきたばかりの陶器を見て、日常使いの器と急須を買いました。
じつは去年の正月にも急須を買ったのですが、壊してしまったんでした。
こんどはちゃんと丁寧に使いたいです。















玄関から玄関へ車での移動ですから厚着する必要もないんですけど、羽織じゃなくてコートを着てみました。













久しぶりにキモノを着ると、急にキモノ熱が再熱し、まゆさんの新年バーゲンに目がいきます。

洗い張り付きのお仕立てに出したいものがあるんですけど、赤すぎる八掛を変えたくて検討中。
絣の色がピンク紫なので、それに合わせた八掛にするつもりでしたが、何気なくこげ茶色を置いてみたら、意外と合うので気持ちが揺れます。

こげ茶にすると、一気にワタシのキモノって感じがしてきます。






ああ、悩む。
もうこの歳だと、ピンクの八掛にしてもすぐに付け替えたくなるかなあ。

早く決めて、なんとか今回のバーゲンに滑り込ませたい。