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2018/03/29

わからなくてイイ




一気に春爛漫。
あちらこちらで桜が満開です。

あっというまに羽織の季節も終わってしまいました。




おなじみの着物・・・に見えますが、違うんですよ。
これ、今日が初おろし。

以前ある人からいただいた、ナゾの証紙がついた古い結城紬の反物を仕立てたのです。

ナゾすぎる証紙なので、本場結城紬の織り元の社長や織り子さんたちに見てもらったんですけど、古すぎて詳細は不明。
やいのやいのと大勢で見てくれましたが、最後まで結論は出ませんでした。
が、「結城ではないんじゃ?」とのこと。
石下のものでもないらしい。
明治から昭和初期、とにかく「結城」の名を入れた織物が各地で作られていたらしく、その頃のものではないかということです。
なんでもかんでもとにかく「結城」の名を入れておけば売れたという時代があったんですね。
その頃に織られていた日本各地の名のない紬の、どれほどが失われたことでしょう。
もしかしたら「結城」と名乗らなければ、今も残っていたかもしれないのに。
鄙びた土地でひっそりと織られている名のない紬が好きなんだけどなぁ。

でも、もうなんでもいいんです。
コレはすごく気に入ってしまったので。

焦げ茶色と正藍染の格子織り。
藍の匂いがプンプンしてます。
布自体はわりと薄手なんですがバリバリに糊付けされていて、二度も湯通ししてもらったのにバリバリのまま。
でも着ているうちに柔らかくなりそうな予感はします。

ところで、今回はいつもよりも身幅を両側各1cmづつ小さくしてもらいました。
たった2cmの違いですが、かなり着やすくなった気がします。

裏には男物の襦袢を解いたものをつけました。
チェックonチェックになっちゃいましたが、まぁそれほどクドくはないんじゃないかと思います。
「同じの持ってない?」な感じの着物なので、八掛でイメージを変えてみました。








これはいつも来ている柿渋紬。
一見すると良く似ています。

でも着心地も布の感じも違うし、どちらも好きなので、イイんです。



















それにしても、ああ、また増えてしまった着物。

まゆさんのバーゲンで洗い張りして仕立て直してもらったものも届いています。
ああああぁぁぁあ困るぅぅふふ。←困ってない

似たような着物ばかり集まってしまいますが、やっぱり着ていて落ち着くので、もう無駄な抵抗はせず着たいものを着ようと思います。

まだ固いけど、軽くて着やすい着物です。
もう、どこにでも着ていきたい。

今日は、この反物をくださった人に仕立てあがったのを見てもらいたくて出かけました。












どこもかしこも桜。。
なので、帰りにちらりと花見。

山の上です。












ソメイヨシノらしいのですが、色が白っぽいのです。

山に咲く桜、好きだなあ。





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2018/03/14

春にして君と




一気に温かくなり、もう単でもいいかもしれないくらいの気温です。

今日は、年明けに急逝した知人のお別れの会でした。



紫色の無地紬に、紙布の桜の袋帯。
以前も同じ組み合わせで着たことがある気がしますが思い出せません。
帯揚げは紫がかったピンク。
帯締めはヨモギで染めた白緑。

弔事にも使える無地紬。
これにグレーか白の墨絵の帯などがあれば完璧だったかもしれませんが、適当なものがなかったので、帯は桜にしました。

正式な葬儀ではなくて、故人に縁のある人たちが集まって、明るく思い出を語りながら送る会。
平服で来てくださいとのことでした。

どこまでも粋な人生を歩んだ人ですから、多少常識はずれでも、故人を思って選んだものならきっとわかってくれるでしょう。
半襟も真面目すぎない、でも遊びすぎない柄半襟。
足袋も色のついたもの。
下駄は樺細工。

明るくて、楽しくて、でも心にじんと染みるお別れでした。

たくさんの人に愛された人でした。
出会った人はみんな好きになっちゃうし、みんなを幸せにする人でした。
ワタシには誰にも言ってない故人とのヒミツの思い出がありましたが、じつは他の人も同じような思い出を持っていることを、今日知りました(笑)
ンもう。












昨年の末から今年にかけて、突然の訃報がいくつか続きました。

今日みたいに、みんなで爽やかに笑ってお別れできる人はいいなあ。

私もこんなふうに送ってもらえる人になれるだろうか。






2018/03/05

ひとり



友達と美術館へ行く予定だったのが、うまく時間が合わず、結局ひとりで行動することに。



あ、足元にネコの爪とぎがあったのに、撮影のときには気が付きもしませんでした。


真壁で買った1000円紬。
帯と半襟は一昨日と同じ。
帯揚げと帯締めだけ替えました。

古い着物を洗い張りして仕立て直したものなので柔らかくて質感は良いんですけど、柔らかいせいで脇のシワの処理が大変です。
もしかすると身幅が大きすぎるのかも。
体の横幅はあっても、前後の厚みがないので(特に胸)、裄をマイサイズにすると身幅が広くなりすぎるようです。
そろそろ仕立てサイズを見直した方がいいのかな。

























遠すぎてわかりませんが、バチ型の下駄。
羽織はいつもの焦げ茶色。

晴れて、日中の気温が19℃にまで上がった暖かすぎる日でした。





2018/03/02

ひなまつり




真壁のひなまつりを見に行きました。



好きなのに出番が少ない、産地不明の紬。
どうして出番が少ないかというと、胴抜きで仕立ててあるからなんですね。
着物を着る頻度が下がってくると、微妙な時期のものを着る機会を逸したまま季節が過ぎてしまいます。
最近は好きな着物ほど胴抜き仕立てにしてあったりするので、それらの出番を減らさないは、気温に関係なく強引に着るしかありません。

というわけで、外歩きにはちょっと気温が低い日ですが、強引に着ました。

帯は絞りの生紬名古屋。
帯留はfukurou-fufuさんの「梅にウグイス」。

























羽織はいつもの焦げ茶の紬。
首に綿のマフラーを巻いていきました。

天気はいいけど風が強くて、夕方が近づくと冷え込みました。

ご近所着物友達3人と、久しぶりにゆっくりランチをして、雛様を見て回りました。

とうとう明日がひな祭り本番、つまりひな祭り関連イベントは明日で終わりです。