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2019/03/28

当番



春の盛りになったかと思えば、今日はまたヒンヤーリ。
午後はちょっと雨も降りました。



ひさしぶりのギャラリー当番。
お客様の少ない期間ですが、春の特別企画でお茶会が催されます。

前夜には春らしい着物をあれこれ考えてましたが、どんな組み合わせにするかと悩んでいる途中で寝てしまったので、結局出かける30分前に伸ばした手の先にあった着物と帯を引っ張り出して着ました。

固くて着難い紬と、森工房の型染め帯。
これといって春らしさはない。

久しぶりの着物なのに、余裕がないまま選んで着てしまって、あまり楽しくありません。
でもまあ出かけてしまえば、何を着ていようが今日には今日の出来事があって、しゃべって、笑って、はたらいて、帰る頃には自分の着物のことなどすっかり意識から消えているのです。























コートを着るほどでもないし、羽織は動きの邪魔になるし、で、木綿の上っ張りを着ていきました。

結局今日は一度もこれを脱ぐことなく、一日中ずっと着っぱなしでした。

左端に見えるのはベトナムのフタ付き弁当カゴ。
おにぎりとバナナを入れて持っていきました。








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2019/03/16

椿



河津桜は満開、沈丁花も咲いて、もうどう抗っても春。
紛う方無き春なのです。

うっ・・・さみしい。

どんな季節でも、変わり目は気持ちが落ち着きません。
そして来る季節より去る季節のほうを恋しがって、いつまでもウジウジしてしまうのです。



とは言っても、近場の誘いにはヨッシャと言って出かける気力はあります。
いろいろと傾きまくりですけど、まだ羽織でごまかしがきく季節なので、曲がった帯はこのままです。

若いころに何もわからないまま買ってもらった紬アンサンブル。
羽織は当時の基準ですから丈が短すぎて出番がありません。
長着だけ時々思い出して着ています。

着物に興味はあるけどまだ自分で着物を買うという経験がなかった頃、雑誌や本で見た「紬」というものに魂を奪われ、そういえばあのアンサンブル、たしか「紬」ってヤツじゃなかったっけ?と思い出し、タンスの奥から引っ張り出してあらためて眺め入ったものでした。
「ああ私も紬を持ってたんだ」ってことが、ただ嬉しかったんですよね。

しかし後年自分で好きな着物を選ぶようになって、趣味もある程度固まってきてからは、今度は「これ、この黒椿がなぁ~」と思うようになりました。
椿さえなければ、その他の部分はかなり好きな絣柄ですよ。
椿があることでいきなり、昭和に流行ったウールのアンサンブルのイメージになっちゃうんですよねえ。

それでも、まだ全然、自分がこんな着物好きになるなんて思いもしなかった頃に買い与えられていた着物、なんだか遠い過去から間違って現在に出てきちゃったような感じもするんですけど、せめて場違い感にオロオロさせないよう、ちゃんと今の自分なりに着こなしてやりたいなと思ったりするのです。




・・・が、正直、むずかしいんだな。
どうやっても大衆演劇の娘役みたいになってしまいます。
サイズもかなり小さ目だしねぇ。
その頃から身長は変わってないと思うんですけど、なんでサイズ小さいんだろう?





でもまあとにかく、あまり深く考えずに、適当に着て出かけることにしました。
どんなんでも、着て外へ出てしまえば、不思議にそれほど気にならなくなります。
花粉の季節にはツルツルした紬が良さそうだし。


出先で会った人は、素朴な質感の良い色の紬をお召しでした。
でも、紫系の変わり縞の中に、ところどころ小さな赤い花が織りだされているのが「若すぎないか?」と気になるのだとおっしゃいます。

赤い花が強く目立っているワケでは全くなかったし、その着物はよくお似合いでしたが、私がこの椿を気にするのにちょっと似てるなあと思いました。