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2016/09/17

終わらせない夏



やった。

ようやく能登上布を着られました。




さすがにもう9月も中旬だしなぁ・・と思いましたけど、気温27℃で湿度高め。
じめじめむしむししています。

近場の外出だし、気にせず夏仕様にしました。
というか、とにかくコレを着たかったし。

能登上布を着ないまま夏が終わってしまうと、何か大事な宿題をやり忘れたような感じがするんでした。
毎年コレを着ながら、能登で会ったあの織り子さんを思い出す。
それが私の宿題。

あ、ホントの宿題は、これを着てまた能登を訪れることなんですけどね。

ああ、お元気だろうか。
私がこのキモノを忘れずに着ているうちは、きっと元気でいてくれると勝手に信じているのです。


帯は夏物じゃないんだけど、柿渋染めの手紡ぎ手織り木綿。

昨年のことだったでしょうか。
自家栽培の木綿を手紡ぎして手織りの織物をつくっているグループの展示会(作品発表会?)をお手伝いしたとき、これを織った方が「膨大な時間と手間をかけて織り上げたけど完成したら満足しちゃって織布の使い道が思いつかない」とおっしゃっるので、それなら帯にしてはどうか?と提案したんです。
長さ約6m、幅45cmの布だったので、ご本人用に少し大き目のバッグをひとつ作り、残りを帯に。

縫い代をぜんぶ中に縫い込んでも良かったんですが、ごわごわするし、せっかくならもっと他にも何か製品化したらいいんじゃないかな?と思い、帯にする布は横幅を35cmにして、切り落とした10cm幅の縫い代部分の布を、浅草の専門店に持ち込んで鼻緒を作ってもらったんです。
前ツボや裏布の色をそれぞれ変えて、5組の鼻緒ができました。
なかなかステキでしたよ。
っていうか、たぶん私好みだったってことなんでしょう・・・5組のうち2組を私が買ってしまいました(^^;。

で、この帯も、ご本人は着物をほとんど着ないからと、展示が終わってから私が譲ってもらうことになったんでした。
他人のために提案したものを最終的に自分のモノにしてしまったという、いいのか悪いのかよくわからない結果になったワケですが、結構活用しているし、これを締めて人に会えば話題にもするので、お互いにとってそれほど悪くはなかったんじゃないかと思うことにしてます。

というワケで、説明が長くなりましたが、その木綿の手織りグループを指導している方の展示会が開催されているので、この帯を締めて見に行ってきたんでした。

またしても、「これ、帯に仕立てたらいいんじゃない~?」って思う布がたくさんあって、困りました(^^;

織ってる本人は着物になど興味がないのでピンとこないらしいですが、長い布を見れば何でも帯にしたくなり、小さい立体物を見ると何でも帯留にしたくなるのは、着物好き特有の病気です。

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コメント

非公開コメント

No title

気候に合った衣類となると、いまは6月9月がぎりぎり夏物
7.8月は・・・衣装として我慢して着るか、汗取り浴衣 かなぁと思いますキンキンに冷やした部屋で着替えて、同じホテル内で会場移動くらいでないともうぐっだぐだだもの 楽しくないので、今年はあまり着ませんでした この装い素敵です

No title

暑すぎて着物を着たい人たちには
辛い日本になりつつありますねぇ。
いいお色目の能登上布ですね。
素敵だなあ。

No title

うらやましい能登上布
金沢に10年くらい住んでたのに ついぞ能登上布も牛首紬も買えなんだ‥(´Д` )

柿渋の鼻緒!見たいーーーー!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

そうそう 暖簾を見れば帯 箸置きを見れば帯留めにしたくてたまらない‥(笑)

No title

> 真之介さん
ほんとに、夏着物はもう苦行になってしまいましたねぇ。夏物の素材は大好きなのに着るのは苦しい。からむしの反物があるんですけど、もう洋服にでもしちゃおうかなとさえ思ってます。

No title

> みみりんさん
せっかくの能登上布なのにもうほんとの夏には辛くて着られないなんて。まあ温暖化でもありますが、年々体のほうが暑さに耐えられなくなってるんですよね。

No title

> てんてんさん
金沢に住んでらしたなんてうらやましいです。能登も金沢も大好きであこがれの土地です。これは能登上布会館で買ったもので、当時そこで織り子さんの指導をしていた年配の女性が織ったものです。そこで出会った人たちも旅行そのものも素晴らしく楽しくて大事な思い出になりました。また行きたいです。